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カルロス・サンタナ「時々 伝説のミュージシャンが夢の中で訪ねてくる」 スティーヴィー・レイ・ヴォーンからは愛用アンプを使って弾いて欲しいと頼まれる

2025/08/06 20:24掲載
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Carlos Santana - Courtesy of MasterClass
Carlos Santana - Courtesy of MasterClass
カルロス・サンタナ(Carlos Santana)は「時々、マイルス・デイヴィスやB.B.キングが訪ねてくる」夢を見るという。スティーヴィー・レイ・ヴォーン(Stevie Ray Vaughan)も「訪問者」の一人のようで、スティーヴィーは霊体のために演奏できない自分の代わりに自身が愛用したアンプを使ってストラトを弾いてほしいとサンタナに頼んだという。サンタナは米Guitar Worldの新しいインタビューの中で「訪問者」たちについて語っています。

「時々、マイルス・デイヴィスやB.B.キングが訪ねてくる。死んでいなくても、僕を訪ねてくることができるんだ。夢がただの夢じゃないこともある。誰かがあなたとコミュニケーションをとるために戻ってくることもあるんだよ。

スティーヴィー・レイやジャコ・パストリアスもそう。こうした人たちが僕のところにやってきてくれることを、とても光栄に感じている。時には、自分がジョン・F・ケネディ国際空港みたい感じることもある。たくさんのミュージシャンたちがみんな僕のところに降りてきて、何かを共有してくれているような気がするんだ。その意味を理解しなければならないよね。

(スティーヴィー・レイとの夢について)彼は言っていたんだ、“カルロス、今の僕には指がない。ただの霊体なんだ”と。彼はギターに指を置いてスピーカーから空気を押し出す感覚を恋しがっていた。彼は僕に兄のジミー・ヴォーンに電話して、彼(スティーヴィー・レイ)が愛用したダンブル・アンプ(#007 Dumble)を貸してもらうよう頼んで、それを使ってストラトを弾いてほしいと言っていた。そうすれば彼は僕を通してその感覚を感じられるから。

『ゴースト/ニューヨークの幻』というウーピー・ゴールドバーグが出てた映画を知っているかい? あの映画の中で、幽霊が女性の体に入り込んで感じるシーンがあるだろう。まさにスティーヴィーがやったのはそれなんだ。彼はギターを弾くのを恋しがっていて、僕の体と手を使いたがっていたんだ」

サンタナは実際にジミー・ヴォーンに連絡しますが、言うまでもなく、ジミーは最初は躊躇していました。しかし、スティーヴィー・レイのギターテック、レネ・マルティネスが同じような夢を見ていたため、マルティネスの説得もあって、サンタナがアンプを借りることができたという。サンタナによると、「ジミーがあのアンプを簡単に貸すことは、まずない」という。

では、そのアンプを借りて弾いた音はどのようなものだったのでしょうか? サンタナによると、それは「ピーター・グリーンがある種の天国のようなブルースを弾いていたときのような、僕が愛するすべての要素が詰まった音だった」という。