1月に米ロサンゼルスで発生した山火事で自宅が全焼した人の中に、
プライマス(Primus)のギタリスト、
ラリー・ラロンデ(Larry LaLonde)がいます。彼は米Guitar Worldの新しいインタビューの中で「まだ正確な数は把握できていないが、最後に確認した時には自宅にはギターは58本くらいあった」と語り、長年にわたって収集してきたギターの大半を失ったと語っています。
「それが一番ショッキングなことの一つだよ…まだ正確な数は把握できていない。最後に確認したときは、ギターは58本くらいあった。本当にたくさん。レコーディング用のスタジオ機材もね…。
人生で一番馬鹿なことをやってしまったんだ。12ギガのハードドライブを机の上に置いていた。こういう状況の時のために置いていたのに、家から荷物を運び出す際に20回くらいその横を通り過ぎたのに、気づかなかったんだ。
ハードドライブを持っていくことは思いつかなかった。本当に世界で一番馬鹿げたことをしてしまった。なんで、そんな精神的なブロックがあったのか分からない。だってそれが目的なものだったんだから。それはちょっと残念だった。あれが一番クレイジーな出来事だったな」
特に思い入れのあるギターが失われたかどうかについて、ラロンドはこう答えています。
「プライマスの最初のアルバムすべてで弾いたストラトがあった。『Sailing on the Seas of Cheese』でも弾いていたギターだよ。高校時代からずっと使っていたギターだったんだけど、あの火事で失った。
“ここからとにかく逃げなきゃ”と思った時に最初に掴んだのは、(ラッシュの)アレックス・ライフソンがくれたダブルネックギターだった。家から持ち出せたものもあったけど、多くは無理だった。特に思い出深いのは、PRSを弾き始めるまで使っていたあのストラトだね」