
ASIA Featuring John Payne
もう一つのエイジア、
エイジア・フィーチャリング・ジョン・ペイン(ASIA Featuring John Payne)は新ラインナップで再始動しましたが、新しいフロントマンが、たった1回のライヴの後で早くも脱退しました。
エイジア・フィーチャリング・ジョン・ペインは7月に新たなラインナップを発表しました。新メンバーには、
イット・バイツ(It Bites)のギタリスト/ヴォーカリストである
フランシス・ダナリー(Francis Dunnery)と、
スポックス・ビアード(Spock’s Beard)のキーボード奏者である
奥本亮が加わっています。カナダ人ドラマーのアーロン・オルソンも参加しているこのバンドは、8月2日から米国ツアーを開始し、11月には英国ツアーも予定されています。また英Prog誌は日本ツアーの計画もあると報じています。またバンドは、新しいスタジオアルバム『Aviana』の制作に取り組んでいます。
新生エイジア・フィーチャリング・ジョン・ペインは8月2日に米ニューヨーク州ニューパルでライヴ・デビューを飾りました。しかし、公演後、フランシス・ダナリーはSNSで脱退を表明しています。
以下、声明より
「エイジア終了
みなさん、こんにちは。エイジアのツアーの残りの公演に参加しないことをお知らせしたいと思います。もしチケットを買ってくださった方がいらっしゃったら、本当に申し訳ありません。ジョン(ペイン)は、アルバムに収録されている全てのスタイルとサウンドを演奏できるギタリストを必要としていますが、残念ながら僕はその役割を果たすことができません。僕よりもその役割にふさわしい人がたくさんいます。その役割に適応することは僕には不可能で、彼が求めるものを満たすための性格や演奏スタイルも持ち合わせていません。これは、僕が自分のバンド、イット・バイツに求めていることでもあるので、十分に理解しています。
ジョンとはとても仲の良い友人ですが、残念ながら、音楽的に彼の求めるものを満たすことはできませんし、今の段階で100%の力を発揮できない人を抱える余裕は彼にはありません。ジョンは本当に良い人です。変な感情やわだかまりは一切なく、彼とバンドの成功を心から願っています。僕はこの短い章を閉じて、自分のクレイジーな生活に戻らなければなりません。僕は自分のクレイジーな生活の方が居心地がいいのです。ハハ。それが僕の得意分野ですから、自分自身のために、そしてみんなのために、それに専念すべきだと思います」
エイジア・フィーチャリング・ジョン・ペインの次回の公演は8月12日にテキサス州トンプールで予定されています。後任については、まだ発表されていません。
エイジアは現在、ジェフ・ダウンズ、ジョン・ミッチェル、ヴァージル・ドナティ、ハリー・ウィットリーという新たなラインナップで再始動した
エイジア(Asia)と、ジョン・ペイン率いるエイジア・フィーチャリング・ジョン・ペインの2つのヴァージョンが存在します。