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ドイツの市長、AC/DCのコンサートを観るために公用車を使用したことで罰金処分を受ける

2025/08/01 12:45掲載
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AC/DC
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ドイツ南西部のフランケンタール市の市長は、AC/DCのコンサートを観るために公用車を使用したことで罰金処分を受けています。

ドイツのミュンヘンを拠点とする英字新聞The Munich Eyeによると、フランケンタール市のニコラス・マイヤー市長は2024年7月に、ホッケンハイムにあるサーキット場で開催されたAC/DCのコンサートを観るために公用車を使用しました。

この問題は、公的資源を個人的な娯楽に利用したとの匿名通報により発覚しました。市長は当初、コンサート後に公務が控えていたことを理由に自身の判断を擁護しましたが、後にイベントが予想以上に長引き、そのために公務を果たせなかったことを認めました。その後、状況を改善するため、市長はコンサートに使用した公用車の使用料を市に支払い、関連費用を含めて235.78ユーロ(約4万円)を支払ったことを明らかにしていました。

そして先日、監督当局は、市長が軽微な公務違反を犯したと結論付け、400ユーロ(約7万円)の罰金を科しました。市長は公の声明で調査結果を認め、住民に対して自身の行動について謝罪。市長はこの経験から学び、職務における透明性と説明責任の重要性を強調し、同様の事態が再発しないように努める意向を示しています。