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ブライアン・イーノ、ガザ地区の家族のための募金活動としてチャリティーコンサートを9月にロンドンで開催

2025/08/01 11:34掲載
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Brian Eno photo: Cecily Eno
Brian Eno photo: Cecily Eno
ブライアン・イーノ(Brian Eno)は、ガザ地区の家族のための募金活動として、チャリティーコンサート『Together for Palestine』を9月17日に英ロンドンのウェンブリーアリーナで開催することを発表しています。

イーノは主催者の一人で、このイベントを「音楽と内省、そして希望の夜」と呼んでいます。出演者は後日発表されます。

このイベントのウェブサイトにはこう書かれています。「共に力を合わせて、ガザの家族のために緊急に必要な支援を数百万ポンド集めましょう。寄付されたお金はすべて、砲火の下で命を救うパレスチナの人道支援団体に直接届きます。すべての資金は、紛争地域で現地のパートナーを支援する英国登録の慈善団体Choose Loveを通じて送られます」

以下、イーノがSNSで発表した声明より

「私は50年以上にわたり、世界で最も素晴らしいアーティストたちと仕事をする幸運に恵まれてきました。

しかし、その間、私たち多くの人がパレスチナについて沈黙を保ってきたことは、私の最大の後悔の一つです。

その沈黙の多くは恐怖から来ていました――本当の恐怖です。声を上げることで反発を招き、扉が閉ざされ、キャリアが終わるかもしれないという恐れです。

しかし今、その状況は変わりつつあります。一部のアーティストや活動家が道を開いたこともありますが、何よりも今起きている真実が無視することができなくなったからです。

ガザで起きていることは謎でもなければ、対立する物語が錯綜して“理解しにくい”わけでもありません。

アムネスティ・インターナショナルや国境なき医師団のような何十もの非党派組織がこれをジェノサイドと表現しているのですから、道徳的な境界線は明確です。

私たちは沈黙を続けることはできません。

だからこそ私は、9月17日にウェンブリー・アリーナで開催される『Together for Palestine』(音楽と内省、そして希望の夜)の開催を手伝っているのです。

私が心から信じているのは、この夜がアーティストたちが心の中の真実を語る勇気の瞬間になるということです。それこそが私たちアーティストに期待されていることだと信じています。

ステージ上であれ、世界中からビデオで参加する形であれ、これは私たちが共に立ち上がり、こう宣言する機会なのです。“この状況を続かせてはならない”と」