ジェフ・“スカンク”・バクスター、2万円の初心者用エレキギターと高価なビンテージギターを弾き比べた結果　初心者用ギターの方が「音が良い」と購入

ドゥービー・ブラザーズやスティーリー・ダンなどでの活躍でも知られるギタリストのジェフ・“スカンク”・バクスター（Jeff "Skunk" Baxter）。ギターショップで、140ドル（約2万円）の初心者用エレキギターと、ものすごく高価なビンテージ・ギターを弾き比べた結果、初心者用ギターの方が音が良いと感じて購入したと明かしています。

バクスターは米Guitaristの最新号の新しいインタビューの中で、米国の楽器小売チェーン「ギター・センター」を訪れた際に、140ドルのスクワイヤー・テレキャスターが、はるかに高価なビンテージモデルを凌駕していることに気づいたと語っています。

「リズム用にジャズマスターのピックアップを装着したスクワイヤー・テレキャスターを買った。素晴らしいギターだ。

実際に弾いてみて、とても気に入ったので、ギターセンターの店員に“あそこに吊るしてある1958年製テレキャスターを下ろしてくれ”と頼んだ。それはものすごく高価なギターで、その後、約1時間かけてスクワイヤーをセットアップした。

そこにはギター修理のスタッフがいて、彼の工具を使わせてくれて、自分でセッティングをさせてくれた。すぐに2本を比べてみたら、私にとっては140ドルのスクワイヤー・テレキャスターの方が音が良いと感じたので、それを買ったんだ」

また、自身のギター購入の哲学も語っています。

「まず確実に言えることは、もしできるなら、すべての情報を無視して、ただ弾いてみること。そして弾き心地が良ければ、それが素晴らしいギターなんだ。たとえそれが高価なフェンダーの特別仕様ではなく、スクワイヤーであっても、カスタムであっても、何であってもね。

別に、質の良い楽器を買うべきでないと言っているわけではない。そこが重要なのではない。重要なのは、自分にとって弾き心地の良いギターこそが正しいギターだということ。他の理由で購入すべきではないんだ」