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アイアン・メイデンの初代ヴォーカリスト、ポール・マリオ・デイ死去

2025/07/30 08:42掲載
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Paul Mario Day
Paul Mario Day
アイアン・メイデン(Iron Maiden)の初代ヴォーカリスト、ポール・マリオ・デイ(Paul Mario Day)が死去。彼がフロントマンを務めたバンド、スウィートやモアがSNSで発表。デイは過去数年間、がんとの闘病を続けていたと報じられています。デイは69歳でした。

ポール・マリオ・デイは、1975年12月に結成されたアイアン・メイデンのオリジナルメンバーの一員で、ベーシストのスティーヴ・ハリス 、ギタリストのテリー・ランスとデイヴ・サリヴァン、ドラマーのロン・マシューズと共に活動していた。しかし、彼はバンドに1年も在籍せず、1976年10月にステージ上の存在感不足を理由に解雇される。

デイは2019年、Power of Metalのインタビューの中で、この解雇についてこう語っていた。「スティーヴがやっていたのはバンドを大きくすることだった。彼は自分が何を求めているかを知っていた。彼が求めていたものは、まさに手に入れたものだ。彼は地球上で最も大きなバンドの一つを手に入れた。どれだけ辛くても、どれだけ腹が立っても、その日、俺は大きな教訓を学んだ。本当にそうだったんだ」

デイはその後、バンド、モア(MORE)を結成し、1980年代半ばにはアンディ・スコット率いるヴァージョンのスウィート(Sweet)に参加した。その後、彼はオーストラリアに移住し、様々なバンドのリード・ヴォーカルを務めた。

以下、スウィートのアンディ・スコットの声明より。

「ポール・マリオ・デイ、安らかに眠れ。1985年、ミック・タッカーと僕で、オリジナルバンドの活動休止後、スウィートの最初の新しいラインナップを組んだ。ヴォーカリストが必要で、ポールがオーディションに来たとき、他を探す必要はなかった。最初の公演はオーストラリアで、全公演完売し、将来に期待が持てた。ヨーロッパでも同様の成功を収め、ロンドンのマーキーでの3夜連続完売公演からライヴ・アルバム、ビデオ、DVDが制作された。『Live at the Marquee』は世界各地のチャートで好成績を収め、ポールのヴォーカル・パフォーマンスは時を経ても色褪せない。

PMDはアイアン・メイデンの初代ヴォーカリストであり、スウィートに加入する前にモアというバンドでも活動していた。彼はオーストラリアの自宅で安らかに亡くなりました。妻のセシリーと家族、友人の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。スウィートのファンにとって悲しい日です」