オジー・オズボーンの姉2人、弟との最後の再会を回想　「私たちにとっては、ただの弟。死が公表されてからこんなに多くの愛が寄せられるなんて信じられない」

オジー・オズボーン（Ozzy Osbourne）の姉2人は英The Mirrorの取材に応じ、オジーとの最後の再会を振り返っています。また英デイリー・スターは、亡くなった日にオジーの邸宅近くに救急ヘリコプターが着陸し、医療チームがオジーの治療のため現場に駆けつけたと伝えています。

オジーの姉2人、85歳のジーン・パウエルと80歳のジリアン・ヘミングがオジーと最後に会ったのは、オジーが7月22日に亡くなるわずか数週間前に英バーミヤンで開催された、ブラック・サバスとオジーの最後のコンサートでした。

パウエルはこう振り返っています。

「スタジアム近くのロッジ・ロードを車で走っているとき、彼からメールが届きました。彼は、自分のパフォーマンスを見るために、たくさんの人々が私たちが昔暮らしていた通りを歩いていることが信じられない、と書いていました」

コンサートでの彼のパフォーマンスについては

「まっすぐ立っていられないのが悲しかったけれど、彼は変わらず私たちのジョン（オジーの本名はジョン・マイケル・オズボーン）で、相変わらずジョークを飛ばしていました」

姉妹によると、7月22日にオジーが亡くなったことを伝える電話があったという。オジーは6人きょうだい。亡くなったのはオジーで3人目で、姉妹2人と兄弟のポールが存命です。

パウエルは同紙に「彼は弱っていたけど、それでもショックでした」と話し、妹と自分は「彼の死の詳細」を知らないとしながらも、「彼が英国で亡くなったことに感謝している」と付け加えています。さらにこう続けています。

「私たちにとって彼は有名人ではなく、ただの弟でした。彼の死が公表されてからこんなに多くの愛が寄せられるのは信じられないことです。彼がもういないなんて、まだ信じられません。もう彼から電話やテキストメッセージが届かないなんて。彼は毎週必ず連絡をしてくれたのに」

姉妹は、コンサートで彼と最後に過ごした時間は短かったが感情的なものだったと振り返っています。パウエルはこう話しています。

「スタジアムのエグゼクティブ・ボックスにいたのですが、ジョンに会おうと待つ人々の海を見た時、私はただ涙が溢れてきました。とても慌ただしい訪問だったので、あまり話す機会はありませんでした。彼は最後に送ってきたメッセージで、またバーミンガムに来るつもりだと言っていました…私たちは今週彼に会いたいと思っていました」

ヘミングはこう話しています。

「私たちは彼と彼が成し遂げたすべてのことに心から誇りに思っていました。彼は決してそのことに驕ることはありませんでした。人々が見たジョンは、まさに実際の彼そのものでした。演技ではありませんでした…彼はただ素晴らしかったのです」

英タブロイド紙のデイリー・スターによると、7月22日、オジーの邸宅近くにある田園地帯に救急ヘリコプターが着陸し、オジーの治療のため現場に駆けつけたという。医療チームはオジーの命を救うため、約2時間にわたり蘇生措置を実施したと報じています。

地元の住民は英デイリー・メール紙の取材に、静かな村の上空をヘリコプターが飛ぶのを見て驚いたと述べ、オジーの邸宅近くに着陸したのを見たと話しています。

「皆で話していて、何が起きたのか不思議に思っていました。彼の健康状態が不安定だったため、彼のためかもしれないとすぐに心配しました。その夜遅くに彼が亡くなったと聞いた時、最悪の予感が現実になったと確信しました」

地元で人命救助の最前線で活躍する「テムズ・バレー・エア・アンビュランス」の広報担当者は、オジーの邸宅近くに「高度な緊急医療支援を提供するため、当社のヘリコプターが派遣されたことを確認できます」と述べています。英The Mirror紙によると、同社の赤いヘリコプターは、心臓発作、脳卒中、交通事故など、最も緊急の医療が必要な患者に頻繁に使用されるという。