HOME > ニュース >

77歳になった“グラインド母ちゃん”がヴォーカルを務めるグラインドコアバンドのザ・グラインドマザー 最終公演を発表 母ちゃんが認知症に

2025/07/23 18:51掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
The Grindmother
The Grindmother
10年以上前、65歳でメタル/ハードコア・パンク界に突如現れた“グラインド母ちゃん”がヴォーカルを務める、カナダのグラインドコア・バンド、ザ・グラインドマザー(The Grindmother)。77歳になった“グラインド母ちゃん”が認知症の診断を受けたため、最後のコンサートを開催することを発表しています。

ザ・グラインドマザーは、“グラインド母ちゃん”と、その息子でグラインドコア・バンドCorrupt Leadersのフロントマンであるレイニー・フォスターを中心に結成されたグラインドコア・バンド。2016年にはデビューアルバム『Age of Destruction』をリリースし、2017年には来日公演も行っています。

ザ・グラインドマザーは7年間の活動休止を経て、最後の2公演を行うことを発表しました。この送別公演は、12月5日にケベック州モントリオールのクラブ・ソーダ、12月6日にオンタリオ州トロントのザ・コンサート・ホールで開催されます。

彼女の息子でバンドメイトのレイニー・フォスターはMetal Injectionの取材に応じて、この送別公演について次のように語っています。

「俺たちは、母が何よりも愛しているファンたちのために、きちんとしたお別れを告げられるようにしたかった。Travis RyanとCattle Decapitationには、母にこんなにも大勢の観客の前で演奏する機会を与えてくれたことに心から感謝している。もちろん、カナダのグラインドコア・ファミリーであるたFuck The Factsが、この呼びかけを快く受け入れてくれたことにも感謝している。素晴らしいお別れのセレモニーになるだろうね。

これが母の最後のライヴ出演になるけれど、俺たちはこれで終わりではない。新しい音楽を制作中で、まだまだ多くのことが控えているよ」