元ファミリーのポリ・パーマー死去

ロジャー・チャップマン（Roger Chapman）が率いたブリティッシュ・ロック・バンドのファミリー（Family）。その元メンバーで、マルチインストゥルメンタリストのポリ・パーマー（John "Poli" Palmer）が死去。英Prog誌などが訃報を伝えています。82歳でした。

パーマーは、ジム・キャパルディとデイヴ・メイスン（いずれも後にトラフィックに参加）とともにザ・ヘリオンズで活躍した後、いくつかのバンドを経て、ジム・キングの後任として1969年末にファミリーに加入。パーマーは、1970年のアルバム『A Song For Me』で初めてバンドに参加し、『Anyway』（1970年）、『Fearless』（1971年）、『Bandstand』（1972年）にも参加したが、1973年の『It's Only A Movie』の前にバンドを離れた。

ファミリーを離れた後、パーマーはピーター・フランプトン、リンダ・ルイス、エルキー・ブルックスと共演し、1982年にはピート・タウンゼントのソロアルバム『All The Best Cowboys Have Chinese Eyes』、1986年にはケヴィン・エアーズのアルバム『As Close As You Think』に参加。また、ロジャー・チャップマンによるストリートウォーカーズ・プロジェクトとソロアルバムの両方でも活動した。

1985年には、元キング・クリムゾンのメンバーであるボズ・バレルとメル・コリンズをフィーチャーしたソロ・アルバム『Human Error』をリリースし、1976年にはロック・オペラ『Hero』の音楽を担当した。

パーマーは、2013年から2016年にかけて行われたファミリーの再結成にも参加した。