「音楽も歌詞もアー写も全てAI生成ミュージシャン」がいかに簡単に作れてしまうのか　その悪夢の創造プロセスを人気ユーチューバーが解説　「本当にひどい」

7月初頭、音楽も歌詞もアーティスト写真も全てAI生成のバンド「The Velvet Sundown」に注目が集まりました。YouTubeチャンネルに510万人の登録者を擁する人気ユーチューバーである音楽プロデューサー／マルチインストゥルメンタリスト／専門家のリック・ベアトは、「オールAI生成ミュージシャン」がいかに簡単に作れてしまうのか、その悪夢の創造プロセスを解説しています。

ベアトは「この新しいアーティストは本当にひどい」と題した動画の中で、まず、Chat GPTを使って架空のミュージシャン「Eli Mercer」のアバターを作成しました。次に、別のAIプログラム「Claude」に「テキサス州西部に住む小説家としての夢を追うために大学を中退した学生」をテーマにした歌詞を書かせました。そして「West Texas Dreams」の歌詞が生成されると、ベアトはそれをAI音楽生成プログラム「Suno」に貼り付けるだけで出来上がり、2つヴァージョンの楽曲が生成されます。

ベアトはさらに、Spotifyがプラットフォーム上で偽の音楽の収益化を許可していることを「ばかげている」と考えていると述べつつも、「彼らは私の意見を気にしない」と嘆いています。