ロシアでプッシー・ライオットの動画を検索することは違法に　違反者は罰金刑に処される可能性

ロシア議会は7月17日、「過激派」とみなされるコンテンツを検索するだけで処罰対象となる新法を可決しました。これにはロシアのフェミニスト・パンク集団「プッシー・ライオット（Pussy Riot）」の動画も含まれており、今後ロシアでプッシー・ライオットの動画を検索することは違法になり、違反者は罰金刑に処される可能性があります。

この法律は9月に施行され、故意に過激派と認識しているコンテンツを検索した者を対象としています。ロシア政府の法務省は、ウェブサイト、政治スローガン、書籍、芸術作品、音楽など5000件以上に及ぶリストでそのようなコンテンツを定義しています。

2012年には、プッシー・ライオットの複数の動画が司法省の「過激派」コンテンツリストに追加されました。これには「Free the Cobblestones」「Kropotkin Vodka」「Death to Prison, Freedom to Protest」「Putin Has Pissed Himself」などの楽曲パフォーマンスが含まれています。

この禁止されたコンテンツを故意に検索した場合、最大5,000ルーブル（約9,500円）の罰金が科せられます。