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映画『追憶』『華麗なる賭け』『夜の大捜査線』の主題歌など 作詞家アラン・バーグマン死去

2025/07/19 20:42掲載
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Alan Bergman - Amanda Edwards/Getty Images
Alan Bergman - Amanda Edwards/Getty Images
1973年の映画『追憶』で主演のバーブラ・ストライサンドが歌った主題歌「追憶(原題: The Way We Were)」や、スティーブ・マックイーン主演映画『華麗なる賭け』の主題歌「風のささやき(原題:The Windmills of Your Mind)」でアカデミー主題歌賞を受賞した、作詞家のアラン・バーグマン(Alan Bergman)が死去。米Varietyによると7月17日の夜、ロサンゼルスの自宅で亡くなりました。99歳でした。

Deadlineの報道によると、家族のスポークスマンのケン・サンシャインは、アランが最近数ヶ月間、呼吸器系の問題を抱えていたものの、亡くなる直前まで曲の執筆を続けていたと述べています。

アラン・バーグマンは妻のマリリン・バーグマンと共に60年以上にわたってソングライティングを手掛け、アカデミー賞、グラミー賞、エミー賞を受賞しました。

アランとマリリンのソングライティング・コンビは、映画やテレビ番組の楽曲の歌詞でよく知られています。アカデミー主題歌賞を受賞した先述の2曲のほか、1967年の映画『夜の大捜査線』のタイトル曲「In the Heat of the Night」ではクインシー・ジョーンズと共作し、テレビ番組『Good Times』『Maude』『Alice』のテーマ曲、舞台ミュージカル『Something More!』『Ballroom』の楽曲も手掛けました。

またマイケル・ジャクソンが『E.T.』のストーリーブックのために録音した「Someone In The Dark」も共作しています。

そのキャリアを通じて、この夫婦のデュオは、アカデミー賞に16回ノミネートされて3回受賞、グラミー賞を2回、エミー賞を4回受賞しました。1980年にはソングライターの殿堂入りも果たしています。