オアシス再結成ツアー　初日公演の開催地ウェールズではビールの売り上げが記録的に急増　8億円以上を売り上げる

オアシス（Oasis）の再結成ツアー＜Oasis Live ’25＞。最初の2公演が行われたウェールズのカーディフでは、バーなどでのビールの売り上げが記録的に急増したという。業界団体UK Hospitalityによると、2日間の公演で、地元のホテル、パブ、バー、レストランでは81万パイント（※1パイント = 568ml）以上のビールとサイダーが販売され、400万ポンド（8億円）以上を売り上げたと報告しています。前週比56％増で、UK Hospitalityは「ブリットポップの伝説が町に訪れると、歌っているのは観客だけではありません。（ビールサーバーの注ぎ口の）タップもフル稼働しています」とコメントしています。

業界関係者の一部は今年初め、コスト上昇により「生き残るのに苦労している」と述べていただけに、バーのオーナーたちは英BBCの取材に「本当に助かった」と話しています。

会場となったプリンシパリティ・スタジアムの向かいに位置するゼロデグリーズ・マイクロブルワリーでは、オアシスのコンサートにより売上高が「4倍に増加し、金曜日のだけで11,500ポンドを売り上げた」と副店長ティア・ブルックスが話しています。続けて、「通常は週末でもこれほど忙しくないが、これは今年最大のイベントだった」と話し、バーが「大規模イベントに過度に依存している」わけではないが、「確実に」助けになったと話しています。

別のバー、セント・メアリー・ストリートにあるオニールズのアシスタントマネージャー、トム・ヒューズによると、このバーの週末の売り上げは通常の2倍以上で、このようなイベントは、年間を通じて客足の少ない時期を乗り切るために「非常に重要」だと話しています。