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リンゴ・スターやイギー・ポップら豪華アーティスト参加 クロノス・クァルテットがボブ・ディラン「はげしい雨が降る」のカヴァー公開

2025/07/17 13:01掲載
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Kronos Quartet, photo by Danica Taylor
Kronos Quartet, photo by Danica Taylor
リンゴ・スター(Ringo Starr)イギー・ポップ(Iggy Pop)、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロ(Tom Morello)シャルロット・ゲンズブール(Charlotte Gainsbourg)ウィリー・ネルソン(Willie Nelson)ローリー・アンダーソン(Laurie Anderson)などが参加。サンフランシスコの弦楽四重奏団クロノス・クァルテット(Kronos Quartet)は、1962年の「キューバ危機」直前にボブ・ディラン(Bob Dylan)が書いた「A Hard Rain's a-Gonna Fall(邦題:はげしい雨が降る)」のカヴァーを発表しました。

このカヴァーは、人類最初の核実験であるトリニティ実験が行われた1945年7月16日、そして同年8月6日の広島、8月9日の長崎への原爆投下から80年を迎えたことにあわせてリリースされました。

今回のカヴァーは2種類あります。どちらのヴァージョンもRed Hot Organization からリリースされています。

最初のヴァージョン「Hard Rain」は、より伝統的なカヴァーで、イギー・ポップ、ウィリー・ネルソン、アリソン・ラッセル、ディアフーフのサトミ・マツザキ、マグネティック・フィールズのステファン・メリット、ターニャ・タガック、ローリー・アンダーソン、スローピンなどが参加しています。

この最初のヴァージョンの音楽は、日本で録音を行ったクロノス・クァルテット、ベル&セバスチャン、パティ・スミス・グループ、ディアフーフのメンバーが担当しています。さらに、アーサー・ムーン、フランキー・コスモスンらからなるブルックリンのアーティスト合唱団がバックコーラスを務めています。



一方、「Hard Rain (Drone)」は、ディランの楽曲をスポークンワードで表現したもので、リンゴ・スター、イギー・ポップ、ウィリー・ネルソン、オーシャン・ヴオン、サンパ・ザ・グレート、ダイ・ウェイ、スリーフォード・モッズ、プッシー・ライオットのナジェージダ・トロコンニコワ 、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロ、シャルロット・ゲンズブール、ウィリー・ネルソン、ローリー・アンダーソン、サトミ・マツザキ、ステファン・メリットらが参加しています。音楽は、クロノス・クァルテット、ローリー・アンダーソン、シャザド・イスマイリーらが担当しています



クロノス・クァルテットとアリソン・ラッセルは7月16日にシカゴ大学で開催される「核戦争防止のためのノーベル賞受賞者会議」で演奏しました。