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ジェフ・バックリィの新ドキュメンタリー映画『It’s Never Over, Jeff Buckley』 トレーラー映像公開

2025/07/17 01:22掲載(Last Update:2025/07/31 13:23)
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Jeff Buckley / Grace
Jeff Buckley / Grace
たった1枚のアルバムでロック史にその名を刻んだシンガーソングライターのジェフ・バックリィ(Jeff Buckley)。未公開映像や彼をよく知る人々の証言によってバックリィの人物像を描き出す新しいドキュメンタリー映画『It’s Never Over, Jeff Buckley』のトレーラー映像が公開されています。



<サンダンス映画祭>で1月にプレミア上映された本作は、米国で8月8日から劇場公開され、今冬にはHBOで放送、HBO Maxで配信されます。劇場では、映画上映後にバックリィの未公開ソロパフォーマンス映像26分(1994年2月19日撮影)を特別上映します。

監督はジャニス・ジョプリンのドキュメンタリー映画『ジャニス:リトル・ガール・ブルー』を手がけたエイミー・バーグ。

声明の中でバーグはバックリィに関するドキュメンタリーを制作するために約20年間取り組んできたことを明かしています。

「ジェフの母親であるメアリーに初めてアプローチしたのは2007年だった。一緒にやりたいと思っていたようですが、彼女は最終的に断りました。彼女は脚本映画を作りたいと思っていて、私に監督を依頼しましたが、素晴らしいアーカイブを調査する中で、これはドキュメンタリーにするべきだと確信しました。ジェフが母親に残した最後のボイスメールが、何年間も頭から離せませんでした。それは私を何度も泣かせたし、おそらくあなたもそうなるでしょう。私は(他の)映画を完成させるたびに(メアリーに)連絡し、彼女は“丁寧に”断り続けました。2019年の夏までは…。ついにタイミングが合ったのです! 正直なところ、今でもこの高揚感は消えていません」

この映画では、バックリィの幼少期、1990年代初頭のニューヨークの先鋭的なダウンタウンシーンでの活躍、そして1994年に発表した傑作デビュー作(そして唯一のスタジオアルバム)『Grace』で名声を得た経緯を描いています。バーグのドキュメンタリーは、バックリィの人生で重要な役割を果たした女性たち、特に彼を一人で育てた母親に特に焦点を当てています。

作品の概要は以下の通りです。

「バックリーのアーカイブからの未公開映像や、母親のメアリー・ギベール、元パートナーのレベッカ・ムーアとジョアン・ワッサー、ジェフの元バンドメンバーであるマイケル・ティグとパーカー・キンレッド、そしてベン・ハーパーやエイミー・マンといった著名人たちの証言を通じて語られる『It’s Never Over, Jeff Buckley』は、現代音楽で最も影響力があり謎に包まれた人物の姿を浮き彫りにする作品である」