Woody Guthrie : CREDIT: Michael Ochs Archives/Getty Images
“アメリカン・フォーク・ソングの父”として名高い伝説のフォーク・シンガー、ウディ・ガスリー(Woody Guthrie)が遺したプロテスト・ソングで、これまでブルース・スプリングスティーン、ジョニ・ミッチェル、ジョーン・バエズ、ピート・シーガーなどのアーティストによってカヴァーされてきた「Deportee」。ガスリー自身が録音した唯一の音源が公開されました。この音源は、ガスリーの未発表ホームレコーディング音源22曲を収録したアルバム『Woody At Home Vol. 1 and 2』に収録されます。
アルバム『Woody At Home Vol. 1 and 2』には、これまで未発表だった13曲の音源が収録されており、そのうちの1曲はガスリーが「Deportees」を録音した唯一の録音です。
アルバムは海外で8月14日発売。リリース元はShamus Records。
これら音源は、1951年から1952年にかけてニューヨーク市ブルックリンのグレイヴズエンドにある自宅で録音されました。22曲のうち13曲は、このブルックリンの自宅でしか録音されていないものです。ガスリーは1本のマイクとオープンリールのテープレコーダーを使ってこれらの楽曲を録音しました。中には新たな歌詞が加えられた「This Land Is Your Land」の演奏も含まれています。
スティーブ・ローゼンタールがアルバムの転送とプロデュースを担当し、ジェシカ・トンプソンがミキシングとマスタリングを担当しました。2人はこの『Woody At Home』で、「先駆的なソフトウェアとアンティークのテープマシンを使用して、ヴォーカルとギターを分離とミックスを行い」、素朴ながらもクリアなサウンドを実現させています。
■『Woody At Home Vol. 1 and 2』
Volume 1 Side A 01. This Land Is Your Land (Woody’s Home Tape) 02. Biggest Thing That Man Has Ever Done 03. Howie, I’d Like To Talk To Yuh (spoken word) 04. Deportee (Woody’s Home Tape) 05. Great Ship 06. Pastures of Plenty
Side B 07. Jesus Christ 08. I’m a Child Ta Fight 09. Innocent Man 10. I’ve Got To Know 11. Backdoor Bum and the Big Landlord
Volume 2 Side A 01. I Just Want To Tell You Fellers (spoken word) 02. Peace Call 03. Ain’t Afraid To Die 04. Buoy Bells from Trenton 05. Einstein Theme Song (with spoken word) 06. One Little Thing An Atom Can’t Do
Side B 07. Forsaken Lover 08. My Id & My Ego 09. Lifebelt Washed Up 10. Funny Mountain 11. You Better Git Ready