「今まさに、キング・クリムゾンのスタジオ・アルバムを制作しています」。
ジャッコ・ジャクジク(Jakko M. Jakszyk)が最近インタビューの中で、
そう発言したことを受けて、
キング・クリムゾン(King Crimson)の新しいスタジオ・アルバムの制作が噂される中、クリムゾンのプロデューサー(兼バンド・マネージャー)であるデヴィッド・シングルトンは声明を発表しています。
「キング・クリムゾンの最後の編成がスタジオ・レコーディングを行うというアイデアについて、ビル・リーフリンは“なぜスタジオ・アルバムを作る必要があるのか? すべての曲に素晴らしいライヴ録音が既にあるのに”という核心を突いた疑問を投げかけました。
ひとつの可能性として考えられる答えは、これまで誰も聴いたことのないサウンドそのものからなるアルバムです。3人のドラマーが主導するサウンド。そしてドラマーたちは現在、それぞれのパートを完全に分離するために、別々にスタジオで録音しています。
こうして新しい録音の種は蒔かれました。これがアルバムになるか、日の目を見るか、あるいは別の形になるかは未知数です。あらゆる創造的プロセスの結果と同じように。
つまり、レコーディングは確かに行われました。一部で新アルバムの可能性に興奮する声もありますが、それはまだ時期尚早と言えるでしょう。本末転倒です」