レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロ、アメリカの移民の権利を支援する新曲「Pretend to Remember Me」のMV公開

レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン（Rage Against the Machine）のトム・モレロ（Tom Morello）は、アメリカの移民の権利を支援する新曲「Pretend to Remember Me」をリリース。ミュージックビデオも公開されています。

ザック・サーヴィニがプロデュースした「Pretend You Remember Me」は、ロサンゼルスの移民コミュニティのために約40年間活動してきた非営利団体「ロサンゼルス移民人権連合（CHIRLA）」との協力でリリースされました。同団体は、ロサンゼルスの移民コミュニティのメンバーのための弁護団を結成し、職場での差別と闘う非営利団体です。

モレロはプレスリリースで次のように述べています。

「この曲は、最近の移民の排除や拉致によって引き裂かれたすべての家族のために書かれたものです。政府のマスクをした、ならず者によって、泣き叫ぶ母親の腕から引き離された子どもたち、家に帰ると愛する人が国家によって拉致されていた人々。何十年にわたり、自分たちや家族のために、まともな生活を送るために働き、苦しみ、奮闘してきた人々が、未来も不確かなまま暴力的に引き離された。“Pretend You Remember Me”は、彼ら、そして人種差別、専制政治、不正に立ち向かう勇気を見いだしているすべての人々のための曲です」

プレスリリースによると、モレロ自身が監督したこの曲のミュージックビデオには、ロサンゼルスでの移民・税関捜査局（ICE）の強制捜査の影響を受けた人々の顔が映し出され、その後、ホワイトハウス報道官の演説が、最近のロサンゼルスでのICE反対デモの映像と並べて映し出されます。またビデオには、アメリカ先住民の活動家で政治犯のレナード・ペルティエも登場しています。彼は今年初め、退任するバイデン米大統領によって刑が自宅軟禁に減刑されました。