レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン(Rage Against the Machine)の
トム・モレロ(Tom Morello)は、『The Strombo Show』の最近のインタビューの中で、自身がレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの作品で表現していることと同じメッセージを伝えている現代のグループについて尋ねられて、こう答えています。
「最近だとサンディエゴのヒップホップ・デュオ、The Neighborhood Kidsがいる。確かにレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの要素も感じるけど、彼らは実体験をラップに乗せていて、“よくぞ勇気を持って言ってくれた”と胸が熱くなるほど本気だ。
イギリスではNova Twinsが気に入ってる。若いバンドだよ」
インタビュアーは、最近、テロ容疑で起訴されたアイルランドのヒップホップ・トリオ、ニーキャップ(Kneecap)について尋ねました。モレロはこう答えています。
「リストのトップにいる。間違いなくトップだ。彼らはまさに現在のレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンだ。(彼らの次となると)次のバンドまではかなりの差があるね」
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの音楽は今でも意味を持っているが、それだけではダメなんだとモレロは語っています。
「俺の考えでは、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの音楽は今でも意味を持っている。街中で聴こえてくるし、看板などでもその影響を見ることができる。だが、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンを待っているだけじゃダメなんだ。自分自身のバンドを組むべきなんだ。
自身で行動すべきなんだ。君の分野では、君がレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンになるべきなんだ」
また、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンでの活動に影響を与えたのがセックス・ピストルズかザ・クラッシュかと尋ねられた際、モレロはこう答えています。
「ピストルズは俺にギターを手に取らせたが、クラッシュは俺に、俺が信じるものと愛する音楽が重なり合う、これまで見えていなかった道があることを気づかせたんだ」