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ブライアン・イーノ『Music for Airports』から46年、英ヒースロー空港は同アルバムへのトリビュートとして構想された楽曲を今夏使用へ

2025/07/10 14:34掲載
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Jordan Rakei / Music For Heathrow
Jordan Rakei / Music For Heathrow
ブライアン・イーノ(Brian Eno)が空港内で流れることを想定して制作したアルバム『Music for Airports』(1979年)から46年、英国のヒースロー空港は、空港での体験を「より空港らしい音」で演出する計画で、『Music for Airports』へのトリビュートとして構想された楽曲「Music For Heathrow」を今夏に空港内で使用します。音源あり。

同空港は「Music for Heathrow」について、旅行客の休暇気分を盛り上げるため「興奮と期待」を反映した音楽であると説明しています。

同空港は、グラミー賞ノミネートのミュージシャン/マルチインストゥルメンタリスト/プロデューサーのジョーダン・ラカイにサウンドトラックの制作を依頼しました。エスカレーターの音、手荷物コンベアの音、急ぎ足の足音、アナウンスの女性の声「18番ゲートで搭乗開始です」など、空港の音を完全に使用して制作された初めてのサウンドトラックだと紹介されています。

この曲は、ブライアン・イーノのアルバム『Music for Airports』へのトリビュートとして構想されました。

ラカイは「ヒースロー空港と協力し、搭乗アナウンスから、手荷物ベルト、ジェットエンジンの音までをアンビエントミュージックに変えて、旅の雰囲気を演出しました。50種類以上の実際の空港音を収録し、シームレスにループするように設計されており、リラックスして休暇モードに浸れるようサポートします」と説明しています。