多くの共通点があるオアシスとジーザス＆メリー・チェイン、ジム・リードはオアシスのことをどう思っていたのか語る

オアシス（Oasis）とジーザス＆メリー・チェイン（The Jesus And Mary Chain）。どちらもバンドに兄弟が2人いて、その兄弟の仲違いでバンドが解散したこともある、かつてクリエイション・レコードに所属していたバンド。メリー・チェインのジム・リード（Jim Reid）はオアシスのことをどう思っていたのか？　英ガーディアン紙の企画で、彼にとって一生忘れない思い出がある「Rock 'N' Roll Star」を中心にオアシスについて語っています。

「俺たちとオアシスには多くの共通点がある：バンドに兄弟が2人いること、クリエイション・レコード、労働者階級の子供、ギターバンドなど。90年代半ば、俺たちは注目されず、彼らの急成長を眺めるしかなかったが、素晴らしい音楽を嫌いになることはできなかった。“Rock 'N' Roll Star ”は、俺たちが（一旦）解散した際のアメリカツアーで聴いていたコンピレーション・テープに収録されていた。ロサンゼルスのハウス・オブ・ブルースでステージ上で殴り合いをして、ホテルの部屋に戻ってきた時、ドラッグ漬けの連中とつるんでいた。“いったいどこで間違えたんだ？”と思っていたら、この曲が流れてきた。この瞬間は一生忘れないだろうと思った。俺にとって“Rock 'N' Roll Star ”は、ジョニー・ロットンがスレイドと一緒に歌っているようなものだ。パンク・ロックだけど、1994年ヴァージョン。ノエル（ギャラガー）がロックスターになる前に書いた曲だけど、そうなることはわかっていたという自信満々の信念が好きだ。メリー・チェインとオアシスの違いは、俺たちが再結成した時には、和解してから何年も経っていたことだ。彼らがそうかどうかはわからないが、スタジオでウィリアムと俺が互いに憎しみをぶつけ合って叫んでいても、10分後には“お茶でも飲む？”と普通に話せることに人々は驚いていたよ」