英国の最新調査によると、4人に1人以上(28%)がコンサート中にスマートフォンで撮影したライヴ映像を見返したことがないという。また41%がスマホ撮影に夢中になってコンサートの重要な部分を見逃したことがあり、38%がイベント中に他人が撮影しているのを迷惑だと感じているという。
これは英国の携帯電話リサイクル比較サイトCompare and Recycleが実施した調査で、この調査は、2025年6月7日から11日にかけて、イギリス在住のスマホ所有者でコンサートによく行く成人1,100人を対象に実施されました。
オアシスの再結成ツアーにあわせて行われた調査で、Compare and Recycleの調査によると、ファンはスマホで撮影しながらコンサートを観るため、オアシスの再結成ツアー全体でファンたちはトータル1700万分以上もの演奏を見逃すことになるという。具体的には1730万分で、つまりノンストップ演奏に換算すると33年以上に相当するという。
Compare and Recycleのマーケティング責任者アントニア・フリストフは次のように述べています
「コンサートの瞬間をスマートフォンで撮影したくなる気持ちはわかりますが、私たちの新しい調査では、コンサートに行く人たちの間で、そうすることに対する懸念が高まっていることが明らかになりました。
二度と見返されることのない映像のためにスマートフォンのストレージを大量に無駄にしているだけでなく、多くのファンは自分たちが楽しみにしていた体験そのものを逃しています。クリス・マーティンやボブ・ディランといったアーティストはすでにスマートフォン禁止の公演を開催しており、さらに多くのアーティストがこれに続く可能性があります。
お気に入りの曲を1、2 曲撮影するのは問題ありません。しかし、あなたの思い出とスマートフォンのストレージのためにも、その夜はスマートフォンではなく、自分の目と耳で残りの時間を楽しんでみてはいかがでしょうか」