
Reverb - Bootsy Collins + Buckethead In Conversation
ブーツィー・コリンズ(William "Bootsy" Collins / Bootsy Collins)が「ベッドに座って、ただひたすらにジャムっている自分のビデオテープを送ってきた。こいつはやばい、完全なサイコ野郎だ。会わなければ」と回想したのは
バケットヘッド(Buckethead)との出会い。2人はReverbのインタビュー企画に参加。コリンズは質問に普通に答えますが、バケットヘッドは一切言葉を発しないため、リフで答え、コリンズがそれを通訳しています。
2人がどのように出会ったかを尋ねられたコリンズは、こう回想しています。
「面白い話でね、どうやって彼が俺の住所を知ったのかわからないけど、彼は部屋のベッドに座って、ただひたすらにジャムっている自分のビデオテープを送ってきたんだ。“こいつは何者だ?”って思ったよ。そして、はっと気づいたんだ。こいつはやばい、完全なサイコ野郎だ。会わなければ、とね」
一方、無口なバケットヘッドは「コリンズの第一印象は?」という質問に、ギター弾いて答えています。通訳役を務めるコリンズは「ちょっと斜めに見る感じだったね」と説明を加えています。
バケットヘッドの型破りな自己紹介の後、コリンズは1992年にバケットヘッドのデビュー・スタジオアルバム『Bucketheadlan』の制作を担当し、彼らの関係が始まりました。コリンズはこう振り返っています。
「いやあ、本当に驚異的だったよ。その場ですぐにやったんだ。何をやるのか全然わかってなかった。彼があのビデオでやってたようなことをしてくれるんじゃないかって期待していたんだ。 1週間ほどで録音は終わった。たくさんの曲を録音したよ。バケットヘッドのスタイルが完全に理解できたところで完成したんだ」
彼らの共演はプロデューサーのビル・ラズウェルの目に留まり、2人を自身のグループ、プラクシスに参加させました。メンバーにはドラマーのブレイン(ガンズ・アンド・ローゼズ、プライマス)とキーボーディストのバーニー・ウォーレル(パーラメント・ファンカデリック、トーキング・ヘッズ)がいました。
バンド時代はどんな感じだったかというという質問にバケットヘッドは再びギター弾いて答えています。
「彼は最初、少し驚いていたようだ」とコリンズは訳し、「でも、全員が集合して、ビルが“準備はいいか?”と言い、バケットがジャムを始めると、俺たちは自然に、その流れに乗っていった。俺たちにとって最初の課題は、何をするのかまったく分からなかったこと。俺たちはお互いに一緒に演奏したことがなかった。ビルがそれを引き出し、俺たちはバケットに従ったんだ」
バケットヘッドはその後もコリンズを感心させ続け、30年以上経った今でも、一緒に音楽を作るときには、今も何をするか事前に決めていません。コリンズはこう話しています。
「良いところは、俺たちが一緒にやるとき、自分たちが何をするのかまったくわからないことだ。事前にすべてを準備しておくのではなく、わからないままの方が良いかもしれないと2人で話したことがある。俺たちは、そういうやり方はあまり好きじゃない。いつもとても良い気分で演奏できるよ」