エアロスミス(Aerosmith)が
スティーヴン・タイラー(Steven Tyler)の声帯損傷によりツアーからの引退を表明してから1年、
ジョー・ペリー(Joe Perry)はエアロスミスが最後のコンサートを行う可能性について言及しました。出演したSiriusXM『Trunk Nation With Eddie Trunk』の新しいインタビューの中で、「少なくともあと1回はエアロスミスのライヴがあるはず」と発言しています。
「もちろん、いつも期待はしてるけど、ツアーに出るってのは本当に大変なんだよ。ネットで誰がツアーしてるか調べたり、日程を確認するのは簡単だけど、実際に計画を立てるのは大変で、体力的にも、みんなが思っている以上に大変なんだ。25歳や30歳の頃ならまだしも、俺たちみたいに年を取ってくると話は別だ。ステージに立つのは肉体的に本当にキツい。観客に伝えるエネルギー、あの熱量は、肉体的にだけでなく感情的にも自分を消耗させる。みんなを盛り上げるために注ぎ込むエネルギーは、自分自身を消耗させるんだよ。
週に2、3回は話してるよ。(スティーヴンと俺は)4月終わりにサンフランシスコのチャリティーイベントで一緒に演奏した…だからさ、わからないけど。でも話はしてる。カレンダーに何か予定が入ってない限り、みんな元気だ。だから、様子を見るしかない。少なくともあと1回はエアロスミスのライヴがあるはず、そのセットリスト作りは楽しみじゃないけど。でもさ、わからないよ。様子を見よう。ただ、俺はいつも“これが最後のライヴだ”と思って演奏してきた。暗い話に聞こえるのは嫌だけど、毎晩全力を出し切ってるんだよ」
司会者から「タイラーはフルコンサートをこなせる体調か?スティーヴンはやりたいと思ってるのか?」と尋ねられたペリーは、こう答えています。
「彼はやりたいと思うよ。問題は、そこまでの状態になれるかどうかだ。俺たちも年だし。大変なんだよ。新型コロナウイルスで長期間、家にいたのは興味深かったよ。“ああ、普通の人ってこういう生活してるんだ”って分かった。毎晩自分のベッドで眠れて、新型コロナウイルスで体調を崩さなかったのは幸せだった。最初の頃は本当にひどかったけど、でも、本当に目を開かされる経験だった。1年も何も予定入れずに過ごしたことなんて、これまで一度もなかったからね。それが大きな背景なんだ。(家にいることや)他のことを楽しんでる。みんなそれぞれにやりたいことがある。でもツアー中はそれができない。
俺は(エアロスミスの最後のライヴを)やる気は十分ある。まだやりたいと思っているが、でも今は(ジョー・ペリー・プロジェクトで)8月にツアーに出て、全力を尽くすつもりだよ。このメンバーが時間を空けてくれたことに感謝している。
どうなるか様子を見よう」