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フォリナー 引退を撤回し活動を続行することを宣言

2025/06/27 17:08掲載
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Foreigner
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フォリナー(Foreigner)は、20年にわたってリード・ヴォーカルを務めてきたケリー・ハンセン(Kelly Hansen)が2025年夏ツアーの終了をもってバンドから脱退し、その後任を、2021年にバンドに加わったマルチインストゥルメンタリスト、ルイス・マルドナードが務めることを先日発表。それに伴い、現在のツアーから“フェアウェル”の名称が消えました。ベーシストのジェフ・ピルソンは米ビルボード誌の新しいインタビューの中で、引退を撤回し、活動を続行すると正式に宣言しています。

ピルソンは、バンド内から新しいリード・ヴォ―カルを発見したことが、活動を続ける決意を固めるきっかけになったと語っています。

「前進する勢いがたくさんあって、バンドは信じられないほど興奮している。当初はフェアウェル・ツアーとして始まったものが、結局はケリーの最後のツアーとなり、(バンドは)前進することになった」

フェアウェル・ツアーが最初に発表された時、その決断の主な理由の一つは、ハンセンが頂点で引退し、家族とより多くの時間を過ごしたいという希望でした。

ハンセンは同誌のインタビューの中で、こう話しています。

「これだけの曲を歌うのは、ロックテナーのヴォーカリストである俺にとって非常に難しいんだ。まさかこの年齢で、こんなキーでこれらの曲を歌うことになるなんて、何百万年経っても思わなかったし、必要なレベルでどれだけ長く続けられるかも分からない。フォリナーのヴォーカリストとして活動できたことは、俺の人生で最も大きな名誉の一つだった。でも、そろそろマイクを渡す時が来たんだ」

幸いなことに、そして意外にも、後任はすでにバンド内にいました。ハンセンが最近の中南米ツアーに同行できなかった際、2021年に加入したマルチインストゥルメンタリストのルイス・マルドナードがリードシンガーとして名乗りを上げ、バンド仲間やファンを驚かせました。彼が今後、ハンセンの後任を務めることになります。

ピルソンは、こう話しています。

「ルイスは最初、本当にそんなつもりはなかった。彼はケリーに残るよう説得しようとしていた。でもケリーが本当に今は自分の人生を生きたいんだと分かった時…ルイスが一歩前に出て、あの声が響き渡ったんだ。もう本当に驚いたよ」