
Zack De La Rocha×Born X Raised 「Protect Los Angeles」 Photo by Atiba Jefferson
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン(Rage Against the Machine)の
ザック・デ・ラ・ロッチ(Zack De La Rocha)は、ロサンゼルスでトランプ米政権による不法移民の取り締まり強化に反対する運動を展開。アパレルブランドBorn X Raisedと組んで、移民・税関捜査局(ICE)反対のグッズを販売しています。
Born Xは「Protect Los Angeles」のパーカーとTシャツを発売し、収益の100%はCHIRLA(Coalition for Humane Immigrant Rights/移民の権利を守る人道団体)に寄付されます。この団体は労働者や学生、国外退去処分に直面する移民たちに法的支援を提供しています。
ザック・デ・ラ・ロッチは、次のような声明を発表しています。
「ここはロサンゼルス。LAでは、俺たちは不法移民の兄弟姉妹と共に戦っている。昔の人たちが言っていたように“con safos(※メキシコ系アメリカ人の文化で使われる<安全と尊敬>を意味する言葉)”のようなものだ。好むと好まざるとにかかわらず、それがこの地の本質なんだ。ここでは国境を超えたコミュニティが形成されている。ここでは、誰かが違法であるという考えを拒絶している。世界中のあらゆる地域から集まった何百万人もの国際的な労働者たちが尊厳を持って暮らす街であり、俺たちは、共に力を合わせて、ICEやその人種差別的な武装した自警団から、俺たちの母親、父親、家族、子供たちを守る能力を育てている。声を上げられない人々のために闘うために組織となるのは子供たちのためだ。
傍観者として自分は安全だと思っている人たちへ、そうではないと言っている俺たちを信じてほしい。ファシズムには法などない。その手先たちは自分たちが法だと考えるものを武器にして、自分たちが標的にしている人にだけそれを適用する。彼らは違法に俺たちのコミュニティのメンバーを拘束し、嫌がらせをし、恐怖を与え、失踪させても完全に不問に付される。今この瞬間も、彼らは“抗議活動”と“テロ”の境界線を、“無実の労働者”と“凶悪犯”の境界線を曖昧にしようとしている。これは市民であろうとなかろうと、すぐに普通のことになるかもしれない。俺たちと共に立つことは、自分自身のために立ち上がることなんだ。
メキシコで生まれ育った。黒人も褐色人種も、俺たちは屈しない。民衆だけが民衆を救う。可能な限り平和に」

Photo by Atiba Jefferson
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