エレクトロニック・ボディ・ミュージック(EBM)のレジェンド、
ニッツァー・エブ(Nitzer Ebb)は、創設メンバーでヴォーカリストの
ダグラス・マッカーシー(Douglas McCarthy)の訃報を受け、声明を発表。
7月開催予定のイーストサイド・フェスティバルへの出演をキャンセルしたものの、残りのツアー日程を予定通り行うと発表し、マッカーシーに代わり、同バンドの創設メンバーであるボン・ハリスがリード・ヴォーカルを務めます。
さらに、ニッツァー・エブはマッカーシーが亡くなる前、スタジオで新作を一緒に取り組んでいたことを明かし、その音楽を「適切な時期に」リリースすることも発表しています。これが正式なスタジオアルバムであれば、2010年の『Industrial Complex』以来のリリースです。
以下、ニッツァー・エブの声明より
「親愛なるNEの友、ファン、そして家族の皆様へ
すでにご存知かもしれませんが、最近の出来事を考慮して、俺たちはイーストサイド・フェスティバルへの出演をキャンセルしました。時期尚早であると判断したためです。
ただし、今年末まで、および2026年に予定されているその他の公演は、当初の予定通り開催される予定です。これらの公演は、ダグラスが出演できない可能性があったものの、ボンがリードヴォーカルを務める条件で契約されていました。俺たちはこれらの約束を守り、公演を実行することが正しい選択だと判断しました。ダグラス抜きのニッツァー・エブは決して以前と同じものではありません - それは言うまでもありません。
ここ数年、ボンは何度もヴォーカルを務め、ライヴをリードしてきました。これらの公演は、参加した観客の大多数から非常に好評を博し、楽しまれています。
長年のファンの中には、ダグラスなしではこの旅を続けられないと感じている方もいるかもしれません - 俺たちはその気持ちを完全に理解し尊重しています。これまでの思い出を大切に、いつまでも胸に刻み続けることを心から願っています。
ニッツァー・エブに関わる俺たちは、残りの公演においてダグラスの記憶に敬意を表したいと考えています。俺たちの目的は、ニッツァー・エブの音楽と精神を既存のファンや将来の世代のために永続させることです。バンドの本来の精神、エネルギー、意図を真に守り続けている限り、それを続けていきます。
ダグが亡くなる前の期間、俺たちはスタジオで新作に取り組んでいました。この新作を適切な時期にリリースするのを楽しみにしています。
長年にわたるサポートに心から感謝しています。ニッツァー・エブを誕生させたすべてのもの、そして俺たちが今も代表するすべてのものを共に祝うために、今後のライヴで皆様とお会いできることを心から願っています!」