Q:あなたは『Carl and the Passions』に収録された2曲の共作を手がけ、もちろん『Holland』の素晴らしい「Leaving This Town」も担当されました。なぜそれらの曲がビーチ・ボーイズに合うと思ったのでしょうか?
「わからない。カールは僕たちを励まし、いくつかの曲を書くきっかけを作ってくれた。彼は当時、リッキー・ファターと僕にもっと参加して欲しいと思っていた。(ビーチ・ボーイズ加入以前に2人が在籍してたバンド)フレイムス時代から僕たちを気に入っていたからだと思う。特に“Leaving This Town”や(『Holland』のボーナストラック)“We Got Love”を書くのを手伝ってくれた。彼のおかげなんだ。あの頃は本当に興味深い時代だった」
Q:この時代の再評価は長らく待たれていましたが、2022年に6枚組ボックスセット『Sail On Sailor: 1972』でようやくその機会が訪れました。
「あれから何年経ったんだ? 72年、73年だったよね? あの頃は“Sail On, Sailor”やアルバム『Holland』が今のように、彼らの作品の中でも重要な作品の一つとして語られるなんて想像もできなかった。だから、その評価は本当に光栄だ。でも、長く愛されるなんて思わなかったよ。