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ルディ・サーゾ「ランディ・ローズは決してピークに達したことはなかった。まだ始まったばかりだった。たった2枚でピークに達したなんて考えただけで笑っちゃうよ」

2025/06/19 19:34掲載
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Randy Rhoads and Rudy Sarzo
Randy Rhoads and Rudy Sarzo
ランディ・ローズ(Randy Rhoads)は、オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)と一緒にいた時期がクリエイティブなピークだったとよく言われますが、クワイエット・ライオットとオジー・オズボーン・バンドでバンドメイトだったルディ・サーゾ(Rudy Sarzo)はそうは思っていません。MusicRadarの新しいインタビューの中で、こう話しています。

「いやいや、それはまったく事実ではない。そこにいた者として、俺の意見では、ランディは決してピークに達したことはなかった。彼はまだ始まったばかりだった。ランディがたった2枚のアルバム(※オジーと制作したアルバム)でピークに達したなんて、考えただけで笑っちゃうよ! 彼にはまだ探求すべきこと、創造すべきことがたくさんあった。でも残念ながら、彼はあまりにも早くこの世を去ってしまったんだ。

ランディのライヴを観られなかった人たちにとっては、アルバムしか残されていないわけだけど、でも正直言って、ツアーではランディは既に録音したものをさらに激しいレベルに引き上げていたんだ。

実際にそこにいて彼の演奏を聴いていて感じたのは、ライヴの最後の方で3曲のブラック・サバスの曲、“Paranoid”、“Iron Man”、“Children Of The Grave”を演奏する時、ランディは最も実験的になっていたと思う。特にソロではね。ブラック・サバスの曲を演奏するのはランディにとって新しい領域だった。彼はソロでは、サバスの曲をもっと面白くする方法を見つけたんだ。

彼にはある種の発散の場が必要だった。新しいアイデアを持ち込んではいたが、やりすぎず、ちょうど創造性を満たす程度だった。問題は、ランディが毎晩同じことを演奏するタイプではなかったこと。彼はそれには創造的すぎたんだ」