ギターの巨匠
ジョン・マクラフリン(John McLaughlin)とタブラの巨匠
ザキール・フセイン(Zakir Hussain)によるグループ、
シャクティ(Shakti)。ザキールの逝去を受けて制作された、シャクティ最後のアルバム『Mind Explosion (50th Anniversary Tour Live)』がリリース決定。海外で7月26日発売。リリース元はAbstract Logix。
マクラフリンが「グループにとって最高の功績」と称した『This Moment: 50th Anniversary Tour Live』は、2023年に行われた50周年記念ツアーでのパフォーマンスを基にしています。このツアーは、2023年にリリースした46年ぶりのスタジオ・アルバム『This Moment』をサポートするために行われました。ツアーを終えてから1年後、マクラフリンは「私の人生の大きな一章に幕が下りた」と振り返っています。ザキールは2024年12月15日に亡くなりました。
プレスリリースによると、ザキールがシャクティのスタイルを形作る上で与えた多大な影響と貢献を称え、残りのメンバーたちは最後の作品となるこのアルバムの制作の準備を進めたという。
『This Moment: 50th Anniversary Tour Live』には、シャクティ最後のラインナップであるジョン・マクラフリン、ザキール・フセイン、ヴォーカリストのShankar Mahadevan、バイオリニストのGanesh Rajagopalan、パーカッショニストのSelvaganesh Vinayakramが参加しています。
マクラフリンはプレスリリースで、こう述べています。
「シャクティの歴史を象徴するものは、この最後のライヴ録音以外にありえるだろうか? 『Mind Explosion』というタイトルは、“ニルヴァーナ”に非常に近い意味を持っているサンスクリット語だ。圧倒的な至福やエクスタシーを表す“心を吹き飛ばす”言葉だ。アルバムが完成した今、このタイトルが完璧にふさわしいと感じている。この音楽は心の底から湧き上がるもので、狂喜乱舞するほど楽しく、そしてマスターピースとしての完成度が同時に存在している。これは僕たちの最高の功績である。僕は数多くの音楽編成を経験してきたが、そのいくつかはキャリアの中で本当に傑出している。シャクティはそれらすべてを超越している」
アルバムからサンプラー音源が公開されています。