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ザ・ポップ・グループのマーク・スチュワート 遺作から「Everybody’s Got To Learn Sometime (Bébe Durmiendo Cumbia Bootleg)」公開

2025/06/19 01:05掲載
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Mark Stewart
Mark Stewart
ザ・ポップ・グループ(The Pop Group)マーク・スチュワート(Mark Stewart)は、2023年4月に亡くなる前に新しいソロアルバムを完成させていました。その遺作アルバム『The Fateful Symmetry』から新たに「Everybody’s Got To Learn Sometime (Bébe Durmiendo Cumbia Bootleg)」がリリース。ミュージックビデオが公開されています。

ダブ・ミュージックのプロデューサーであるイライジャ・ミネリ(Elijah Minnelli)による鍵盤ハーモニカを軸にしたクンビアの影響を受けたリズムを基盤に、スチュワートがザ・コーギス(The Korgis)の1980年のヒット曲「Everybody’s Got To Learn Sometime」を重厚なリワークで再構築。 On-U Soundの創始者であるエイドリアン・シャーウッド(Adrian Sherwood)がミックスを手掛けています。



アルバムは海外で7月11日発売。リリース元はMute。

スタジオ・アルバムのリリースは2022年の『VS』以来。通算8作目のソロアルバム。

新作からの最初のシングルはアルバムのオープニングを飾る「Memory of You」。スチュワートとキリング・ジョークのユース(Youth)による共同プロデュースです。この曲には、セックス・ピストルズのポール・クックの娘で、再結成後のザ・スリッツにも参加していたホリー・クック(Hollie Cook)がバッキング・ヴォーカルで参加しています。

スチュワートは、この曲について次のように語っていました。

「ラヴソングをトロイの木馬として利用する方法がある。人々の心に入り込むために、毒に砂糖をまぶすのだ。表面的には、愛についてだけれど、より良い世界への憧れや夢について歌っている。俺にとって、愛とは政治的な行為なんだよ」

以下は以前に公開された映像

「Neon Girl」のミュージックビデオ。この曲は、長年のコラボレーターであるザ・レインコーツ(The Raincoats)ジーナ・バーチ(Gina Birch)がバッキング・ヴォーカルを務めており、スチュワートとキリング・ジョークのユース(Youth)による共同プロデュースです。ビデオには日本で撮影された映像が使われています。


「Memory of You」のミュージックビデオ
■『The Fateful Symmetry』

1. Memory Of You
2. Neon Girl
3. This Is The Rain
4. Everybody’s Got To Learn Sometime (Bébe Durmiendo Cumbia Bootleg)
5. Stable Song
6. Twilight’s Child
7. Crypto Religion
8. Blank Town
9. A Long Road