ロッド・スチュワート(Rod Stewart)は英ラジオ・タイムズの新しいインタビューの中で、「ステージに上がる前はいつもラムとコーラで少しうがいをする」こと、80歳の100メートルの世界記録に挑戦して今取り組んでいること、友人だったトランプ米大統領が「大統領になってからは別人のようになった」ことを語っています。
「俺はステージに上がる前、いつもラムとコーラで少しうがいをする。40年ずっとそれを飲んでいる。それ以外は決して飲まない…声帯は本当に大事にしないといけない。本当に大切なものなんだ。1時間かけてウォームアップして、30分かけてクールダウンする。声が出にくくなったと感じたら、“ボイスレスト(声の休息)”に入り、首から“話せません。話しかけないでください”と書いたカードを下げる。そうすると驚くほど声が回復するんだよ」
ロッドは英エセックスにある自宅に100メートルのランニングトラックを設置しました。「19秒で走れるよ。80歳の記録は14秒。そこまでは無理だろうけど、でも挑戦している。腕の位置や振り方、かかとをどれだけお尻に近づけられるかといった細かいテクニックで1秒は縮められる。今はそれに取り組んでいるんだ」
ロッドはトランプ政権下のアメリカでパフォーマンスすることについてどう思っているのでしょうか? ロッドとトランプ米大統領はフロリダで近所に住んでいました。
「俺はトランプの大ファンではない。彼のことはよく知っていたし、彼の家にもよく行っていた。俺は半マイル(約800メートル)ほど離れたところに住んでいて…どちらもビーチ沿いだね。彼のクリスマスパーティーにも行った。彼は昔から男らしい男だった。そこは好きだった。だが俺の知る限り、女性への扱いはあまり良くなかった。大統領になってからは別人のようになった。俺が知っていた人物とはまったく別人になった。
(Q:今でも彼を友人だと考えていますか?)
いや、もう無理だ。イスラエルに武器を売り続けている限りは。彼は今でも続けている。あの戦争はいつ終わるんだ?(と声を荒げる)
俺たち(イギリス)も武器販売を止めるべきだ。(英首相)スターマーは昨日何と言った?貿易交渉を打ち切った?そんなので何が変わるんだ?誰かが行動を起こさなければならない。(イスラエルの首相)ネタニヤフがパレスチナ人にしていることは、ユダヤ人に起こったことと全く同じだ。絶滅だ。彼の目的はそれだけ。皆殺しにすることだ。彼らが夜、どのように眠れているのか、俺には理解できない」
ロッドは経験上、ステージ上でトランプ米大統領を批判することはアメリカではあまり受けないことを知っているという。「日焼けした見た目について軽くジョークを言ったら、ブーイングが起きた。“ブーブー!”ってね」。
ロッドは同じインタビューの中で、グラストンベリー・フェスでの彼のステージにはゲスト・ヴォーカル3人(名前は明かさない)とロニー・ウッドも出演するとも話しています。