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キッスのポール・スタンレー、『オペラ座の怪人』でファントム役を務めたことが長年隠してきた「小耳症」を打ち明けるきっかけになったと語る

2025/06/17 20:44掲載
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Paul Stanley
Paul Stanley
キッス(KISS)ポール・スタンレー(Paul Stanley)は、生まれつき耳の形が不完全で小さい「小耳症」で、長年隠してきましたが、1999年にミュージカル『オペラ座の怪人』でファントム役を務めたことをきっかけに打ち明けるようになったと、ポッドキャスト『The Magnificent Others』の新しいインタビューの中で語っています。

スタンレーは、ミュージカル『オペラ座の怪人』での経験をこう振り返っています。

「ある種の不快感を抱えながら物事に取り組むことは、自分を強くし、また自分が誰なのかを知ることを可能にする。自分自身が誰なのかを知るためにはリスクを冒さなければならない。ただ流れに身を任せるか、それとも本気で取り組むか。俺は本気で取り組めないことには手を出さない。

最初、そのキャラクター(ファントム)と自分がどう繋がっているのか気づかなかった。彼には恐ろしい顔の変形があった。俺は耳が人目を引き、じろじろ見られ、からかわれた。人々と距離を置き、どう接すればいいのか分からなかった。(最終的に)これはまさに俺のことだと気づいたんだ」

スタンレーは自身の演技について手紙を受け取った時の衝撃を振り返っています。

「『About Face』という、顔に障がいのある子供たちを支援する慈善団体の代表を務める女性から手紙をもらった。彼女は“あなたはその役柄に何か特別なものを与えているようで、とても感動しました”といった内容だった」

スタンレーはその後、彼がずっと隠していた「秘密」を彼女に打ち明けました。「“実は俺は小耳症なんだ”と伝えたよ」。

スタンレーは長年、小耳症であることを髪で隠してきたという。彼にとって、それを共有することは「心の浄化」となる経験でした。