英警察「モッシュピットに参加するならスマートウォッチの着用を控えて」　衝突検知機能が誤認識して緊急通報　通報が700件増加したことも

イギリス警察は「モッシュピットに参加するなら、スマートウォッチの着用を控えて」と呼びかけています。スマートウォッチの衝突検知機能が、モッシュピットの激しい動きによって着用者が衝突事故に遭ったと誤認識して誤って緊急通報してしまうためで、イギリス警察は過去のダウンロード・フェスティバルの期間、約700件の緊急通報が増加したことを明らかにしています。

以下、ダウンロード・フェスティバル開催前に発表された声明より

「ダウンロード・フェスティバルが今週末に開催されます。過去には、ウェアラブル端末の問題により、週末だけで緊急通報（999）が約700件増加しました。

この技術はモッシュピットにいる人々が衝突事故に遭ったと誤認識し、緊急通報や未応答の通報を引き起こしました。

すべての通報に対応が必要で、脅威や危険がないことを確認するため3回の折り返し電話を試行しました。これにより、本当の緊急通報に対応するべきオペレーターがそれに対応できない事態が発生しています。

誤って通報してしまった場合、コールバックに応答して、あなたが安全であることをお知らせください。また、ウェアラブル端末の“機内モード”をオンにするか、緊急アラートをオフにすることをお勧めします」