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デフ・レパードのヴィヴィアン・キャンベル、ホジキンリンパ腫と診断されてから初めて「完全寛解」状態になったことを報告

2025/06/13 14:30掲載
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Vivian Campbell - Image: © Jim Wright
Vivian Campbell - Image: © Jim Wright
デフ・レパード(Def Leppard)のギタリスト、ヴィヴィアン・キャンベル(Vivian Campbell)は2013年に、白血球の中のリンパ球ががん化する悪性リンパ腫の1つであるホジキンリンパ腫と診断されてから初めて、がんが検査で確認できなくなる「完全寛解」の状態になったことを明かしています。

キャンベルは6月11日にSiriusXMの番組『Trunk Nation With Eddie Trunk』に出演した際、自身の健康状態について、次のように語っています。

「俺はとても運が良かった。13年か12年前にホジキンリンパ腫と早期診断された。あらゆる種類の化学療法や免疫療法、複合療法を経験し、10年前には自分の幹細胞を使う自家造血幹細胞移植を受けた。でも、それはうまくいかなった。がんは何度も再発し、2年ほど前には本当に悪化してしまい、これまで対処してきた中で初めて、本当に深刻に心配する状況になった。医師からは、治癒の唯一のチャンスはドナー移植だと告げられた。そして実際にそれを実行したんだ。昨年夏、ツアー中から移植に備えて、追加の化学療法を始め、ツアー終了直後には移植に向けた、とてもハードコアな化学療法を受けた。感謝祭の後に移植を開始する予定だったんだけど、移植の10日前にドナーを失ってしまった。本当にショックだった。でも幸運なことに12月に別のドナーが見つかり、大晦日に病院に入院した。約3週間半ほど入院して、移植手術を受けた。手術は、本当に大成功だった。4月中旬にPET検査を受けたところ、100%きれいで、12~13年ぶりに完全寛解の状態になった。もちろんこの上なく嬉しいよ。これ以上望むものはない。

信じられないほど素晴らしいドナーに恵まれた。10の遺伝子マーカーがあり、このドナーは10個すべて一致したんだ。そのドナーは若い男性。数年は彼が誰なのか知ることはできないけど、21歳の男性だ。医療チームは常に若いドナーを好む。もちろん、俺は彼にビールを1杯、いや2杯か3杯おごるつもりだよ。

(なぜ21歳の男性が骨髄提供を申し出たのかという質問に対し)

本当に、なぜだろう。それは、ある奇妙な男性の性格の表れだと思う。彼がドナー登録簿に名前を載せることにしたのは、彼が良い人だからという理由以外にはない。世の中には良い人がたくさんいるということだね、嬉しいよ。

(21歳の骨髄提供者と2年間連絡が取れない理由を尋ねられ)

匿名を希望するケースもある。2年経つとドナーと連絡を取るかどうかを選ぶことができる。今の時代ならEメールで連絡を取ることになるだろうし、相手が連絡を取りたいと思えばできるが、義務ではない。ただ命を救ってくれた恩人だから、感謝の気持ちは伝えたいと思っているよ」