ビリー・アイドル(Billy Idol/69歳)は長年、息子1人と娘1人の誇り高い父親として過ごしてきましたが、60歳代になって実はもう1人、成人した息子がいることを初めて知りました。アイドルの娘が家族の歴史を調べるためのDNA検査を受けたことがきっかけに、この事実が分かったという。アイドルの新しいドキュメンタリー『Billy Idol Should Be Dead』の中で、この息子ブラントと出会った経緯が語られています。
娘のボニー(35歳)は母親になった際、自分の家族のルーツについてもっと知りたいと考えました。彼女はドキュメンタリーでこう語っています。
「夫がクリスマスプレゼントに(遺伝子検査サービス企業の)23andMeのDNA検査をサプライズでくれたのよ。数週間後、アプリで結果を見たら、“この人は誰?”ってなった。それがブラントで、プロフィールには“ニューヨーク、1985年生まれ、実の父親を探している”と書いてあった。“え、何?”って思ったわよ」
ブラントはこのドキュメンタリーの中で、別の男性を実の父親だと思って育ったが、その男性がDNA検査を受けたところ一致せず、疑問が浮上したと話しています。ブラントはこう回想しています。
「“ママ、もしかしてマークが本当の父親じゃない可能性ってある?”って聞いたら、“信じられない話かもしれないんだけど、昔別れた後にビリー・アイドルと週末を過ごしたことがあるのよ”と言われたんだ」
アイドルは、すぐにブラントを家族としてて迎え入れました。
「父親であることは本当に楽しい。ずっと男の子と女の子が欲しかったから、どうにかして授かった。自分なりにバカな方法かもしれないが、目指していたことを成し遂げたんだ。実はね、(1980年代の)『Rebel Yell』ツアー中に気付かずに授けたもう1人の息子がいたんだ。これもまた、どうにかして授かったわけだよ。
ブラントがボニーと(息子)ウィレムと一緒にいるのを見たら、3人とも同じようなユニークなユーモアのセンスを持っているんだよ。それを見て、本当に彼が俺の息子だと確信したよ」
ブラントはアイドルとより親しくなるにつれ、彼を「家族を愛する男性」と見るようになったと語っています。「彼は本当にたくさんの愛情を注いでくれた。僕は恵まれているよ」