HOME > ニュース >

パロディ音楽家アル・ヤンコビック、プリンスはマイケル「Bad」のパロディが好きだったが、自身の楽曲のパロディ化は許可しなかった

2025/06/11 10:46掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
"Weird Al" Yankovic / FAT
パロディ音楽家アル・ヤンコビック("Weird Al" Yankovic)によると、プリンス(Prince)マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)「Bad」のパロディ「Fat」を気に入っていたという。しかし、自身の楽曲のパロディ化には興味を示さず、ヤンコビックは何度かパロディの許可を得ようとしますが成功しなかったと、米TV番組『The Tonight Show Starring Jimmy Fallon』の新しいインタビューの中で明かしています。

ヤンコビックは、プリンスは「ただ一人、興味を示さなかった人だ」と話しています。

続けて「彼はユーモアのセンスがある」とヤンコビッチは付け加え、「Bad」のパロディ「Fat」について、プリンスが「スタジオで友人たちと話しているブートレグを耳にしたことがある」と語っています。その音源の中でプリンスは「Fat」とそのミュージックビデオを「本当に面白い」と言っていたとヤンコビッチは話しています。

ヤンコビッチは、こう続けています。

「でも自分の曲をパロディ化されるとなると話は別でね。彼に半ダースほどのアイデアを提案したけど、どれも受け入れられなかった」

ヤンコビック自身は特に気に入っていたアイデアは、プリンスの「1999」をパロディ化したもので、「$19.99」というタイトルをつけようと考えていました。深夜の通販CMからヒントを得たものでした。残念ながら、プリンスは興味を示さず、その提案に返事すらしなかったという。

ヤンコビックはパロディ化する前にアーティストの許可を必ず得ることに一貫して努めてきました。そのため、今後もプリンスの曲をパロディ化するつもりはないと明言しています。

「アーティストの意思は尊重したい。彼は...存命中にはっきりと自分の意思表示をしていたからね」