HOME > ニュース >

パット・トラヴァース、スティーヴン・タイラーとの初対面を回想 「やあ、スティーヴン、調子どう?」「唇が痛くて死にそうだ」

2025/06/10 18:41掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Steven Tyler - Philip Faraone, Getty Images
Steven Tyler - Philip Faraone, Getty Images
パット・トラヴァース(Pat Travers)エアロスミス(Aerosmith)スティーヴン・タイラー(Steven Tyler)と野外フェスで初めて出会った時のことを回想。「やあ、スティーヴン、調子どう?」と声をかけると、「唇が痛くて死にそうだ」と答えたという。乾燥で唇が荒れてたようです。トラヴァースはタイラーのことを「すぐに気に入ったよ」とリック・ベアトの新しいインタビューの中で振り返っています。

トラヴァースは「これまでで最高のライヴ」を尋ねられて、こう話しています。

「俺がやった中で最高のライヴは、1978年のカリフォルニア州オークランドでの公演だ(※オークランドで定期的に開催されていたコンサートシリーズ「デイ・オン・ザ・グリーン」の一環として行われたもの)

ヘッドライナーはエアロスミスで、フォリナー、俺のバンド、AC/DC、そしてヴァン・ヘイレンが出演した。午前11時からスタートした。ヴァン・ヘイレンが最初だったかAC/DCが最初だったかは覚えていない。どちらかが最初だった。それは重要ではない。もちろん、(この公演を主催したプロモーターの)ビル・グレアムは最高で、バックステージには人工芝やテーブル、パラソル、トレーラーがあって、みんなで一緒にくつろいでいた。

そこでスティーヴン・タイラーと初めて会った。本当に笑える話だよ。レコード会社の人が“パット、スティーヴン・タイラーに会わせるから”と言うから、俺は“ああ、絶対会わなきゃ”と答えたんだ。

それで連れて行かれたら、彼は日傘の下の椅子に座って、凍った(カクテルの)ダイキリを飲んでいた。でっかいミラーレンズのアビエイターサングラスをかけて、今まで見た中で一番大きなダイバーウォッチを付けていて、そこに座っていた。ある人が“スティーヴン、こちらはパットだ。パット、スティーヴンだよ”と紹介してくれて、俺は“やあ、スティーヴン、調子どう?”と声をかけた。

彼は“唇が痛くて死にそうだ”と言った(笑)。すぐに気に入ったよ。“こいつは俺のタイプだ”と思った。でも彼はわかってなかった。乾燥で唇が荒れてたんだろうけど、俺が“そういえば、君の唇はそんなにデカいから、自分の耳元で囁けるんじゃないか”というネタを言い忘れたことをね。面白いよね」