リドリー・スコットが監督するビージーズの伝記映画　11月撮影開始予定

リドリー・スコット（Ridley Scott）が監督するビージーズ（Bee Gees）の伝記映画。契約上の問題のために暗礁に乗り上げていましたが、どうやら、現在は再び軌道に乗っているようで、スコットは2025年11月に撮影を開始する予定だと、サイトColliderの新しいインタビューの中で明かしています。

パラマウント・ピクチャーズで計画しているこの映画は当初、2025年初頭に撮影を開始する予定でしたが、パラマウントとの予算契約をめぐる紛争により、スコットはこの伝記映画を後回しに、スリラー映画『The Dog Stars』を優先したため、計画は順調に進んでいませんでした。

スコットは、映画『キングダム・オブ・ヘブン』の20周年4K Ultra HDの発売を記念したColliderのインタビューの中で、『The Dog Stars』の次に何を撮るかと尋ねられた際、2025年末にビージーズのプロジェクトに取りかかると明言しました。

スコットは「11月にビージーズだ」と言い、パラマウントが製作を支援するかとの問いには「そうなるだろう。そう言っておこう」と続けています。Colliderは、長期的に見れば、スタジオとの紛争は、予定よりも少し遅れたことを除けば、プロジェクトに大きな影響を与えていないようだと伝えています。

ビージーズの伝記映画では、彼らのキャリアを、より深く掘り下げ、兄弟の関係性と、個々の才能がどう集団的な成功へと導いたかが、この作品の核心となるという。

スコットは次のように説明しています。

「実際のところ、（映画は）兄弟たちについてであり、才能に恵まれた家族として兄弟がどれほど親密だったかということだ。彼らは本当に家族そのものだった。バリーがリーダー的存在だったと思うが、ロビンも最初から素晴らしい歌声を持っており、優れたソングライターでもあった。彼らは完成されたチームだった。この物語を一から描き出すのは本当に素晴らしいことだ。8歳から最期までを描くよ」

トリオの唯一の生存者であるバリー・ギブは、この映画でエグゼクティブプロデューサーを務め、グラハム・キング、ステイシー・スナイダー、マイケル・プルースがスコットと共にプロデューサーとして参加します。

キャストはまだ確定していません。しかし、スコットは3人の兄弟役を演じる候補としてすでに何人か名前を挙げていることを明かしています。