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ドナルド・フェイゲンがヨットロックの取材で「くたばれ!」と言ったのは「完全に仕組まれたもの。彼のユーモアのセンスを知らないと」 M.マクドナルド語る

2025/06/09 20:28掲載
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Steely Dan's Michael McDonald, Donald Fagen and Walter Becker with their tour manager Warren Wallace at ABC Studios, Los Angeles 1975
Steely Dan's Michael McDonald, Donald Fagen and Walter Becker with their tour manager Warren Wallace at ABC Studios, Los Angeles 1975
スティーリー・ダン(Steely Dan)ドナルド・フェイゲン(Donald Fagen)は“ヨットロック”(日本でいうAOR的な音楽)のドキュメンタリー『Yacht Rock: A Dockumentary』のためにインタビューを受けた際、「くたばれ!」と言って電話を突然切ったと言われています。しかし、親交のあるマイケル・マクドナルド(Michael McDonald)は、それはフェイゲンによって「完全に仕組まれたもの」だと英Classic Rockの新しいインタビューの中で主張しています。

マクドナルドは“ヨットロック”について、何の問題も感じていないと語っています。

「それに関しては、ホール&オーツやTOTO、イーグルスなどと共に、そのジャンルの一人として数えられるのは幸運だと思っている。一緒に並べられる仲間たちのことを考えれば、全く問題ない。子供たちが話題になっている動画を見せてくれたんだけど、とても面白かったよ」

ドキュメンタリー『Yacht Rock: A Dockumentary』の監督ギャレット・プライスは2024年11月、フェイゲンにインタビューを依頼した時のことを、こう振り返りました。

プライスはフェイゲンに「このジャンル」について語ってくれないかと尋ねました。

フェイゲン:「ジャンルはなに?」
プライス:「えーと、ヨットロックです。」
フェイゲン:「ああ、ヨットロックね。じゃあ、こうしよう。くたばっちまえ!」

そして電話は突然切れました。

プライスは、この会話と電話を切られたことは「100%本当」だと主張しています。このような劇的な終わり方にもかかわらず、フェイゲンのマネージャーはこのドキュメンタリーでスティーリー・ダンの楽曲6曲を使用する許可を与えています。

このやりとりについて、どう思うか尋ねられたマクドナルドは笑いながら、こう話しています。

「ドナルドのユーモアのセンスを知る必要があるね(笑) その男が電話をかけてきた時、ドナルドは“許可は出すが、代わりに一つ頼みがある。電話を一度切って、この会話はなかったことにして、もう一度話そう”と言ったんだよ。それで、再び電話がかかってきた時、ドナルドは“くたばれ”と言って電話を切ったんだ。僕はそう理解している。完全に仕組まれたものだよ」