映画『スパイナル・タップ』では、架空のメタル・バンド、スパイナル・タップのメンバーが楽屋で「サンドイッチのハムがパンに対して大きい」と文句を言うシーンがあります。元クイーンズライクの
ジェフ・テイト(Geoff Tate)は、それと同じ状況を実際に目撃したと回想。文句を言っていたのは、
ホワイトスネイク(Whitesnake)の
デイヴィッド・カヴァデール(David Coverdale)だったという。
テイトは、フィンランドのTumma Nuottiとの新しいインタビューの中で、自身のキャリアの中で『スパイナル・タップ』のような瞬間はあったか?と尋ねられた際、こう話しています。
「俺の『スパイナル・タップ』の瞬間は、キャラクターの名前は覚えていないが、男が楽屋でサンドイッチの肉について文句を言っているシーンだ。俺はそれを実際に目撃したことがある。
映画が公開される前、俺はホワイトスネイクとツアーをしていた。デイヴィッド・カヴァデールは楽屋で、ケータリングについての同じ問題、肉がサンドイッチに合わないことで大騒ぎしていた。
間違いなく、誰かがそれを聞いて、数年後に『スパイナル・タップ』にそれを書いたんだと思う。まったく同じシーンだったからね。
当時、俺はまだとても若くて、“なぜ(カヴァデールは)そんなことで怒ってるんだろう?”と思った。でも、年を重ねるにつれ、彼がそれを望んでいた理由が理解できるようになった。彼は自分の楽屋を自分の望む通りにセットアップして欲しかったんだ。そうすれば、彼にとってより快適で、より使いやすくなるから。それが理由だ。でもそれがちゃんとできてなかった。だから彼はもう我慢できないと関係者に伝えてたわけだよ(笑)」
以下、映画『スパイナル・タップ』より
以下はインタビュー