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バーブラ・ストライサンド&ポール・マッカートニー デュエット曲「My Valentine」の舞台裏映像公開

2025/06/04 10:41掲載(Last Update:2025/06/04 11:38)
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Barbra Streisand & Paul McCartney
Barbra Streisand & Paul McCartney
ポール・マッカートニー(Paul McCartney)バーブラ・ストライサンド(Barbra Streisand)は先日、デュエット曲「My Valentine」を公開しました。バーブラは、このデュエット曲のレコーディングの舞台裏を特集したミニ・ドキュメンタリー映像約2分を公開しています。

以下、映像より

*バーブラ・ストライサンド:ポール・マッカートニー…「マイ・ヴァレンタイン」になんてぴったりのパートナーなんでしょう。ビートルズと私は同じ1963年にデビュー・アルバムを出したの。
*ポール・マッカートニー:初めてバーブラの歌を聴いたとき、僕たちはただただ“何て素晴らしいシンガーなんだ”って思ったよ。本当に美しい声がものすごく印象的だった。
*バーブラ:ポールはこの曲をソロ用に書いたけど、彼の歌詞にほんの少し手を加えて、デュエットにおあつらえ向きになったのよ。一緒にスタジオで過ごした時間はひたすら楽しかったわ。ポールは大雨の中到着してね。
*ジェイ・ランダース(プロデューサー):ポールが傘を差してスタジオにやってくると、開口一番「What if it rained? We didn’t care」と歌ったんだ。まさに「人生は芸術を模倣する」んだね。
*ポール:楽勝だと思っていたんだ。曲を書いたのは自分だからね。でもスタジオに入って、キー・チェンジや転調があることに気づいた。僕とバーブラにそれぞれのキーが必要だったんだ。
*ピーター・アッシャー(プロデューサー):人や物がごった返したスタジオの片隅で、ふたりは相談し合いながらパーフェクトなデュエットを作った。まさに達人同士だよ。
*ポール:最終的にはうまくいったけど、途中恐怖の瞬間が何度かあったことは否めないね。でもバーブラとの作業はとても楽しかったよ。
*バーブラ:彼の声の使い方といったら…本当に、ものすごい才能のソングライターよ。とても思い出深いセッションだった。「友だちの手をちょっと借りればやっていける」(With a little help from my friend)って本当なのね。それがポール卿(Sir Paul)だったらなおさら!




2人がデュエットした「My Valentine」はもともと、2012年にポールが発表した楽曲で、バーブラの新しいデュエット・アルバム『The Secret Of Life: Partners, Volume 2』のために新ヴァージョンをレコーディングしました。ポールは先日、自身の公式サイトにて、このデュエット・ヴァージョンのレコーディングについて振り返っています。

Q:バーブラ・ストライサンドと「My Valentine」でデュエットされたご感想はいかがでしたか?

「もうね、ハラハラドキドキだったよ! ロサンゼルスで彼女とセッションしたんだけど、本当に緊張していた。セッションは3時間くらいだったかな、まあ普通のセッションと同じような感じで、友人のピーター・アッシャーがプロデュースしてくれた。最初はソニーのスタジオに40人編成のオーケストラが入って始まった。そこは古いハリウッド映画スタジオの一つで、すごく印象的な場所なんだ。“バーブラ・ストライサンド・スコアリング・ステージ”というようなものにいたから、そこではもうプレッシャーはなかったよ。

“まあ、自分の曲だし、My Valentineだし、楽勝だろう。何が問題になるんだ”と思っていたんだけど、でも、僕が忘れてたのは、バーブラのキーに合わせてアレンジされていて、それから僕のキーにに移るようにされていたことだった。だから、バーブラのキーから僕のキーに移るのが結構難しくて、自分がどのキーにいるのかも分からないまま歌い始めなきゃいけなかった。僕のキーは低くて、彼女のは高かった。全然簡単じゃないよ!」

Q:この曲が現代のスタンダードになりつつあるのは素晴らしいですね。マイケル・ブーブレのヴァージョンも最高でした!

「そうなんだよ。それもこれをやった理由の一つなんだ。バーブラが僕の曲を歌ってくれるなら、それは応援しなきゃと思った。彼女は本当に素晴らしかった。クリエイティブ面で、彼女がこんなに多才な人だとは忘れていた。セッションの様子を撮影していたんだけど、スタジオに入った途端に彼女が“誰がそのカメラをそこに置いたの?そこじゃなくて、こっちに持ってきて。あの照明はどうなってるの?”と言い出したんだ。僕は“うわ、監督してる!”と思った。でも、すぐに彼女が3本も大きな映画を監督してることを思い出したんだ。本当に賢い人だよね」