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ラッシュのアレックス・ライフソン ギターソロを語る 「曲のためでなければ、ただ見せびらかし。重要なのは曲の最も重要な部分にどう導くか」

2025/05/28 18:03掲載
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Alex Lifeson, courtesy of Epiphone
Alex Lifeson, courtesy of Epiphone
ラッシュ(Rush)Envy of Noneのギタリスト、アレックス・ライフソン(Alex Lifeson)は『The Prog Report』の最近のインタビューの中で、現在ギターソロにどう取り組んでいるかを語っています。

「ラッシュの最後の方でも、ソロはかなり減らした。ソロを弾くことは大好きだけど、曲の中で本当に必要とされる位置付けがないと感じたら、僕はソロをやらない。曲のために何かをしているのでなければ、それはただの“無駄な飾り”に過ぎない。ただ見せびらかしているだけだ。それはそれでいいんだけど、インスタグラムを見れば、狂ったようにギターを弾ける素晴らしいプレイヤーが千人もいる。でも、そこに魂はあるのか? 派手さ以外の目的はあるのかい?」

ライフソンは、自身のバンドEnvy of Noneの最新アルバム『Stygian Wavz』に収録されている「The Story」という曲を例に挙げて、先ほど話した内容を説明しています。

「“The Story”では、その部分を何か別のものに移すことにした。それはおそらくソロだろうと考えていた。でも、その部分の後に来る部分は、それが構築され、曲が制作される過程で、僕にとって曲の最も重要な部分になった。そのため、(直前の)ソロの目的は、その部分に導くこと、そして上昇するソロがクライマックスに達してから、その直後の重要な部分で曲の要点を強調すること。それが全てになった。

だからソロは、(ヴォーカリストの)マイア(ウィン)の最後の(歌詞の)ラインとあの特徴的なリフを届けるために、ちょっとした役割を果たしているだけなんだ。それが僕にとってこの曲のハイライトだよ。だからソロは、その部分に到達するために、どうやってそこに導くかだけなんだ。このアルバムではすべてのソロを同じように扱っているし、実際にもっとあるよ」

■「The Story」のミュージックビデオ


■インタビュー