
Michael - Photo by Kevin Mazur for Lionsgate
マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の伝記映画『Michael』。当初は2025年4月に公開される予定でしたが、同年10月に延期され、さらに再び延期され、おそらく2026年になる見込みだという。公開延期に伴い、この伝記映画を2作に分けることを検討していることが明らかにされています。
『Michael』は、アントワーン・フークア監督がメガホンを取り、マイケルの実の甥であるジャファー・ジャクソンが主役を務めています。
この映画を製作するライオンズゲートの映画部門の最高責任者アダム・フォーゲルソンが2作に分けることを検討していると認めたと米Deadlineが報じています。四半期決算後の電話会見でフォーゲルソンはこう述べています。
「最終的に、彼の音楽ライブラリを見渡し、マイケル・ジャクソンが音楽や芸術への貢献において成し遂げたものを考慮すると、それらを1本の映画に収めることが適切かどうかは、まさに私たちが真剣に検討している問題なのです。今後数週間以内に、より具体的にお答えできると思います」
この発言は、アナリストから映画の公開が遅れている理由について質問された際のもので、同アナリストは、CEOのジョン・フェルドハイマーが冒頭で言及した3時間半の編集版にも言及していました。フォーゲルソンはこう答えています。
「過去10年から20年の間に公開された大作映画には、最初の編集版が3時間半を大きく超えていた作品がいくつもあります。またジョンが言及した映像というのは、編集されたものではなく、私たちが見てきたシーンが積み重なったものです」
公開日が延期された理由について、フォーゲルソンは「二つの要因があり、どちらも少し特殊です」と述べています。そのうちの一つが上映時間の長さだという。もう一つについては言及しませんでした。
Puck Newsは1月、1990年代にマイケルに対して性的虐待を訴えた当時13歳の少年ジョーダン・チャンドラーの家族と交わした法的合意に違反する可能性があるため、同映画の製作者は、この映画の重要な部分を破棄せざるを得なくなったと報じました。この合意の契約の中で、マイケルのチームはチャンドラー家をいかなる形でもドラマ化しないことを約束したと報じています。
Deadlineは、実際にこの告発が映画に登場したことで、内部での対立が生じ、大規模な再撮影につながったと報じています。