HOME > ニュース >

ロッド・スチュワート、100m走で80歳の世界記録を目指している/水中トレーニング/鉄道模型/アルバム3枚を制作(うち1枚はフェイセズ)など語る

2025/05/23 17:16掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Rod Stewart - Grand Street And Three Rivers City (c)STEVE CRISE/RAILWAY MODELLER
Rod Stewart - Grand Street And Three Rivers City (c)STEVE CRISE/RAILWAY MODELLER
ロッド・スチュワート(Rod Stewart/80歳)はAARP The Magazineの新しいインタビューの中で、100メートル走で80歳の世界記録を目指していること、フランク・シナトラの助言通りに水中トレーニングを続けていること、鉄道模型のこと、3枚のアルバムを作っていること(うち1枚はフェイセズ)、今の方が昔よりもコンサートを楽しんでいることなどを語っています。

ロッドは体型を維持し、競争心を満たすために、最近はプライベート・トラックで100メートル走を始めたという。ロッドは「プッシュオフ(※走る際の地面を蹴り出す動作)のコツを覚えて、19秒まで縮めたんだ。次は17秒を目指すよ。80歳の世界記録だと思うんだ」と話しています。

Q:あなたが今のようなアクティブなパフォーマンス・スケジュールを維持するために、肉体的にも精神的にも何が必要ですか?

「たくさんの女性、ドラッグ、ワイン(笑)。 いや、実際はとても健康に気を使っているよ。サッカーはずっとやってきたけど、最近は膝を人工関節にしたので、あまりやっていない。38年間ずっと同じトレーナーについてもらっている。自宅には屋内プールや大きなジム、ゴルフコース、すべて揃っている。よくやるのは水中トレーニングで、トレーナーがプールにレンガを投げ入れて、僕が潜ってレンガをプールの端まで押していき、浮上するというものだよ。フランク・シナトラが昔こう言ってくれた。“ロッド、素晴らしい歌手になる秘訣は強い肺を持つことだ。息を止めて水中でたくさん泳ぎなさい”とね」

Q:あなたは30年以上にわたって鉄道模型の趣味を続けてきました。Railway Modeller誌は、あなたの27×62フィートのミッドセンチュリーの街並みのレイアウトを「芸術的傑作」と評しました。鉄道模型の優れたレイアウトと傑作の違いは何でしょうか?

「違いなんてない。大切なのは、それが自分にどれだけ喜びを与えてくれるかだ。どこへ行くにも絵具や工具を持っていって、ホテルの部屋で一日中じっとしているのではなく、何かを作るんだ。それが僕の心のバランスを保ってくれたんだよ。作業場で何かを作っているときが一番幸せだよ」

Q:たくさん運動すること以外に、年齢を重ねるにつれて他に変えなければならなかったことはありますか? 例えば食事とか、飲み物とか。

「声帯を休めることが大切だ。声がかすれてきたと感じたら、8時間は話さないようにすると、本当に効果がある。水もたくさん飲む。それから、ツアー中は大声を出さなければならないようなレストランには行かないようにしているよ。

公演が始まる2時間前には会場に到着して、トレーナーにしっかりマッサージしてもらう。それから、30分ほど声のウォーミングアップをして、エアロバイクで脚を温める。確かに、ステージ前に一杯飲むのは好きだけど、ラムコークを一杯だけだ。最後に酔ったのはいつだったか思い出せない。ドラッグはもうずっと前にやめたよ」

Q:引退するときは、さよならツアーをやるつもりですか?それとも、静かに身を引く感じですか?

「まだ決められない。やりたい音楽がまだたくさんあるからね。大きなオーケストラを呼んで、『Great American Songbook』の素晴らしい曲をやってみたいね。

今は、ずっとカヴァーしたかった曲を集めたカヴァーアルバムを作っている。自分のバンドと一緒に、自宅のジムでレコーディングしているんだ。レコード会社からはカントリー・アルバムを制作してほしいと言われているし、フェイセズのアルバムも作っているので、やらなきゃいけないプロジェクトが3つあるんだ」

Q:仕事のペースを落として、孫たちや模型鉄道ともっと時間を過ごしたいと思うことはありませんか?

「コンサートをキャンセルしなきゃいけないほど体調が悪いと感じたときは“もしかして年を取ったのかな”と思う。でも数日経つと、またすぐに元気に戻るよ。

今は本当に恵まれている。みんなのおかげだ。正直に言うと、今の方が昔よりもコンサートを楽しんでいる。もしかしたら、(紆余曲折などを経て)一周して、自分がどれだけ幸運だったかを実感するようになったのかもしれないね」