ジェネシス・P・オリッジ最後の1年間を記録したドキュメンタリー映画　トレーラー映像公開

伝説的なミュージシャン、アーティスト、作家、精神世界の探求者、カルチャーエンジニア、そしてジェンダー革命家であるジェネシス・P・オリッジ（Genesis P-Orridge／Genesis Breyer P-Orridge）。2020年に亡くなったP・オリッジの最後の1年間を記録したドキュメンタリー映画『S/HE IS STILL HER/E - THE OFFICIAL GENESIS P-ORRIDGE DOC』が完成。英国およびアイルランドでは6月20日に劇場公開されます。それに先立ち、6月12日からはP・オリッジの娘も登壇するQ&A付き特別先行上映会が英国で開催されます。公開決定にあわせ、トレーラー映像も公開されています。

Doc 'N Roll Filmsが制作。概要によると

「ジェネシス・P・オリッジは、芸術を極限まで追求した人生を送りました。先駆的なミュージシャンであり、前衛芸術家であり、精神世界の探求者であり、そしてジェンダー革命家であるジェネシスは、これまでも映画やビデオで取り上げられてきましたが、その全貌はこれほど親密に語られることはありませんでした。

受賞歴のある監督デヴィッド・チャールズ・ロドリゲス（『Gay Chorus Deep South』）が、P・オリッジの最後の1年間をドキュメンタリーとして記録しました。死と向き合いながら、境界を超えた人生における多くの犠牲と最終的な報いを明らかにする、公式で生々しくも個人的なドキュメンタリー作品です。

出演は、William Burroughs、Brion Gyson、 Timothy Leary、Alice Genese (Psychic TV)、David J (Bauhaus/Love and Rockets)、ネパールの僧侶、アフリカの呪医、そしてエリザベス女王の特別カメオ出演に加え、スロッビング・グリッスルやサイキックTVのパフォーマンスを含む、これまで未公開だった貴重なアーカイブ映像も満載です。

この作品はBFIの支援を受けており、ナショナル・ロトリー資金の助成を受けています。特にトランスジェンダー、ノンバイナリー、ジェンダー・エキスパンシブなグループを含む多様なLGBTQIA+コミュニティにこのドキュメンタリーを届けるため、数ヶ月かけて地域キャンペーンを展開し、観客層を拡大する取り組みが行われています」