ロニー・ジェイムス・ディオ(Ronnie James Dio)の妻で長年マネージャーを務めたウェンディ・ディオは、ポッドキャスト『Rocktails With Ahmet Zappa』の新しいインタビューの中で、
モーターヘッド(Motörhead)の
レミー・キルミスター(Lemmy Kilmister)が亡くなる2時間前に彼を訪ねたことを明かしています。
レミーは2015年12月24日に70歳の誕生日を迎え、その2日後に進行性の癌と診断され、さらにその2日後の12月28日にロサンゼルスの自宅で亡くなりました。
「レミーが亡くなる2時間前に会いました。彼のマネージャーであるトッド(シンガーマン)から電話があって“彼の体調が悪い”と言われました。彼はしばらく前から体調が悪かった。その4ヶ月くらい前にツアーから戻ってきたばかりだった。(ロニーの主治医である)サンディ・カプールは彼の主治医でもあったので(トッドから)“サンディを連れてきてくれない?体調が悪いんだ”と言われました。
それで私たちはお見舞いに行きました。彼とは話しもしました。彼の誕生日は12月で、その数日後の話です。彼がとても好きだった古いドイツの本をいくつか見つけてプレゼントしました。古いアンティークの本で、戦争に関する本だった。彼はそのことにお礼を言っていた。それから私たちはしばらく座って話をしていた。彼のガールフレンドもそこにいた。彼は“少し疲れたから、横になるよ”と言って、彼は横になった。私は帰ることにしました。帰りにモールに行って歩き回っていたら、トッドから電話がかかってきて“(レミーが)亡くなった”って言われました。信じられなかった。モールをぐるぐる歩き回りました。どうしたらいいか分からなかったのです。ただただ信じられなかった。たった2時間前まで話していたのに。ひどい話です」
司会者がレミーは時に近寄りがたく見えるにもかかわらず、とてもフレンドリーな人物だったと指摘すると、ウェンディはこう答えています。
「彼はとても内向的だった。(ブラック・サバスの)ギーザー・バトラーもそう。彼らは内向的な人たち。素敵な人たちだけどね。でも本当に内向的。彼らを知れば、ただ優しくて素晴らしい人たちだってわかります」