HOME > ニュース >

ポール・マッカートニー、バーブラ・ストライサンドとデュエットした「My Valentine」のレコーディングを回想

2025/05/22 16:44掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Barbra Streisand & Paul McCartney
Barbra Streisand & Paul McCartney
ポール・マッカートニー(Paul McCartney)は先日、バーブラ・ストライサンド(Barbra Streisand)とデュエットした「My Valentine」を公開しました。もともとは2012年にポールが発表した楽曲で、バーブラの新しいデュエット・アルバム『The Secret Of Life: Partners, Volume 2』のために新ヴァージョンをレコーディングしました。ポールは自身の公式サイトにて、このデュエット・ヴァージョンのレコーディングについて振り返っています。

Q:バーブラ・ストライサンドと「My Valentine」でデュエットされたご感想はいかがでしたか?

「もうね、ハラハラドキドキだったよ! ロサンゼルスで彼女とセッションしたんだけど、本当に緊張していた。セッションは3時間くらいだったかな、まあ普通のセッションと同じような感じで、友人のピーター・アッシャーがプロデュースしてくれた。最初はソニーのスタジオに40人編成のオーケストラが入って始まった。そこは古いハリウッド映画スタジオの一つで、すごく印象的な場所なんだ。“バーブラ・ストライサンド・スコアリング・ステージ”というようなものにいたから、そこではもうプレッシャーはなかったよ。

“まあ、自分の曲だし、My Valentineだし、楽勝だろう。何が問題になるんだ”と思っていたんだけど、でも、僕が忘れてたのは、バーブラのキーに合わせてアレンジされていて、それから僕のキーにに移るようにされていたことだった。だから、バーブラのキーから僕のキーに移るのが結構難しくて、自分がどのキーにいるのかも分からないまま歌い始めなきゃいけなかった。僕のキーは低くて、彼女のは高かった。全然簡単じゃないよ!」

Q:この曲が現代のスタンダードになりつつあるのは素晴らしいですね。マイケル・ブーブレのヴァージョンも最高でした!

「そうなんだよ。それもこれをやった理由の一つなんだ。バーブラが僕の曲を歌ってくれるなら、それは応援しなきゃと思った。彼女は本当に素晴らしかった。クリエイティブ面で、彼女がこんなに多才な人だとは忘れていた。セッションの様子を撮影していたんだけど、スタジオに入った途端に彼女が“誰がそのカメラをそこに置いたの?そこじゃなくて、こっちに持ってきて。あの照明はどうなってるの?”と言い出したんだ。僕は“うわ、監督してる!”と思った。でも、すぐに彼女が3本も大きな映画を監督してることを思い出したんだ。本当に賢い人だよね」