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ロバート・プラント、トランプ米大統領への批判を続けているブルース・スプリングスティーンを支持 公演中にボスの話を「聞いてみてほしい」と促す

2025/05/22 11:22掲載
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Robert Plant
Robert Plant
ロバート・プラント(Robert Plant)は、ステージ上でドナルド・トランプ米大統領への批判を続けているブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)を支持することを表明。5月18日にフィンランドのタンペレで開催された、自身率いるバンド、セイヴィング・グレイスの公演で観客にスプリングスティーンが語っている話を「聞いてみてほしい」と語りかけています。

この公演で、プラントは「Friends」という曲を紹介する際にこう語りました。

「今、僕たちの故郷であるイギリスではブルース・スプリングスティーンがちょうどツアーを行っており、彼は本当に深刻な内容を語っています。ぜひ彼の話を聞いてみてください。そして、皆がそうなることを願いましょう…」

その後、バンドは「Friends」の演奏を開始しました。



スプリングスティーンの新しいツアーはトランプ政権への激しい批判で幕を開けました。初日5月14日の英マンチェスター公演では、ステージに登場した直後、演奏が始まる前に、スプリングスティーンはトランプ大統領とその政権に対して厳しい言葉を口にしています。

「今夜、偉大なるEストリート・バンドは、危険な時代に、芸術、音楽、ロックンロールの正義の力を呼び起こすためにここにいる。俺の故郷、俺が愛し、俺が歌い続けてきたアメリカ、250年間希望と自由の灯台であったアメリカは、現在、腐敗し、無能で、反逆的な政権の手中にある。今夜、民主主義と俺たちのアメリカの最高の経験を信じるすべての人々よ、俺たちと共に立ち上がり、権威主義に反対の声を上げ、自由の鐘を鳴らそう」

セットリストの後半には、「My City of Ruins」を演奏する前に、スプリングスティーンはこう観客に語りかけています。

「世の中では、非常に奇妙で、異常で、危険なことが起こっている。

アメリカでは、言論の自由と反対の声を上げる権利を行使する人々が迫害されている。これは今起こっていることだ。アメリカでは、最も裕福な人たちが、世界で最も貧しい子供たちを病気や死に追いやることに満足している。これは今起こっていることなんだ。

俺の国では、彼らは忠実なアメリカ人労働者に苦痛を与えることにサディスティックな喜びを感じ、より公正で道徳的な社会に導いた歴史的な公民権法を後退させている。彼らは偉大な同盟国を見捨て、自由のために闘う人々に対して独裁者の側に立っているんだ」

ボスはこのスピーチをさらに広めるべく、このスピーチを含んだライヴEP『Land of Hope and Dreams』をリリースしました。YouTube他で聴けます。